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委員会の動き 定例及び臨時会議 第26回(臨時) 〔日時〕 1992年7月3日(金) 10:30~
〔議題〕
(1) 中部電力(株)浜岡原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3号及び4号原子炉施設の変更)について(諮問)
(2) その他
〔審議事項〕
(1) 議事録の確認
事務局作成の「第25回原子力委員会臨時会議事録」が了承された。
(2) 中部電力(株)浜岡原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3号及び4号原子炉施設の変更)について(諮問)
平成4年6月29日付け4資庁第5199号をもって通商産業大臣から諮問を受けた標記の件について、通商産業省から資料に基づき、説明がなされ、引き続き審議することとなった。
(解説) 本件は、従来、液体廃棄物のうち洗濯廃液、シャワードレンの処理を1、2号炉用処理系と3、4号炉用処理系で別々に処理を行っていたものを、集中処理による運用の向上を図る観点から、洗濯設備を3、4号炉共用建屋へ集中配置することに伴い、洗濯廃液系処理設備及びシャワードレン系処理設備の共用化を行うものである。
第27回(定例) 〔日時〕 1992年7月7日(火) 10:30~
〔議題〕
(1) 原子力委員会専門委員の変更について
〔審議事項〕
(1) 議事録の確認
事務局作成の「第26回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。
(2) 原子力委員会専門委員の変更について
標記の件について、事務局から資料に基づき説明がなされ、了承された。(資料1)
第28回(臨時) 〔日時〕 1992年7月10日(金) 10:30~
〔議題〕
(1) 九州電力(株)玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(答申)
(2) 三菱原子燃料(株)東海製作所における核燃料物質の加工の事業の変更許可について(答申)
(3) 原子燃料工業(株)熊取製作所における核燃料物質の加工の事業の変更許可について(答申)
(4) その他
〔審議事項〕
(1) 議事録の確認
事務局作成の「第27回原子力委員会定例会議議事録」が了承された。
(2) 九州電力(株)玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉設置の変更)について(答申)
平成4年1月10日付け3資庁第9296号をもって諮問のあった標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認め、通商産業大臣あて答申することとした。(資料2)
(解説) 本件は、発電所敷地の一部の拡大を行い、燃料の効率的な使用等を図るため、①燃料集合体最高燃焼度及び取替燃料の濃縮度の上昇、②取替燃料の一部にガドリニア入り燃料の使用③2号炉の取替燃料として従来の燃料(A型)のほかに、設計の異なる燃料(B型)の採用を行う。また1号炉の蒸気発生器の定期検査時における補修工事期間の長期化に鑑み、①全蒸気発生器2基の取り替え②蒸気発生器保管庫の設置を行い、また、1号炉及び2号炉において、炉心の安全性等が充分確保されることから出力分布調整用制御棒クラスタを撤去し、固体廃棄物処理の運用性の向上を図るため、ベイラを1、2号炉共用とすること等を行うものである。
(3) 三菱原子燃料(株)東海製作所における核燃料物質の加工の事業の変更許可について(答申)
平成4年2月25日付け3安(核規)第895号をもって諮問のあった標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第16条第3項において準用する同法第14条第1項第1号及び第2号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認め、内閣総理大臣あて答申することとした。(資料3)
(解説) 本件は、設備、工程等の合理化を図るため、第1核燃料倉庫の貯蔵設備の一部の撤去及びウラン回収設備の設置、燃料棒溶接室の貯蔵設備の撤去、第2核燃料倉庫のウラン粉末の濃縮度の変更、再生濃縮ウランを加工するための処理能力の追加、化学処理施設の沈澱ろ過設備、濃縮度混合設備の一部の変更、FBR用ブランケット燃料加工施設のうち被覆施設、組立施設等の一部の変更等を行うものである。
(4) 原子燃料工業(株)熊取製造所における核燃料物質の加工の事業の変更許可について(答申)
平成4年2月25日付け3安(核規)第1007号をもって諮問のあった標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第16条第3項において準用する同法第14条第1項第1号及び第2号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認め、内閣総理大臣あて答申することとした。(資料4)
(解説) 本件は、施設の合理化を図るため、第2加工棟に成型施設の増設、処理能力の変更、ペレット保管ラック等の新設を行い、また、濃縮ウランの貯蔵量増加に対処するためウラン濃縮度を変更し、再生濃縮ウランの加工を行うため、処理する核燃料物質の種類に再生濃縮ウランを追加すること等を行うものである。
第29回(臨時) 〔日時〕 1992年7月24日(金) 10:30~
〔議題〕
(1) 関西電力(株)大飯発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(答申)
(2) その他
〔審議事項〕
(1) 議事録の確認
事務局作成の「第28回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。
(2) 関西電力(株)大飯発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(答申)
平成4年1月10日付け3資庁第13165号をもって諮問のあった標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認め、通商産業大臣あて答申することとした。(資料5)
(解説) 本件は、設備の単純化による信頼性向上及び運転保守性向上の観点から、①1号炉及び2号炉の非常用炉心冷却設備(ECCS)炉心上部注入系(UHI)の撤去②蓄圧注入系蓄圧タンクの加圧ガス圧力の変更③安全注入設備作動回路の一部変更④廃樹脂処理装置の設置を行う。また、1号炉の蒸気発生器の定期検査時における補修工事期間の長期化に鑑み、全蒸気発生器4基を取り替え、蒸気発生器保管庫を設置すること等を行うものである。
第30回(定例) 〔日時〕 1992年7月28日(火) 10:30~
〔議題〕
(1) 東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3号、4号、5号、6号及び7号原子炉設置の変更)について(諮問)
(2) 原子力開発利用長期計画の見直しについて
(3) 原子力委員会専門委員の変更について
(4) その他
〔審議事項〕
(1) 議事録の確認
事務局作成の「第29回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。
(2) 東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所の原子炉の設置変更(1号、2号、3号、4号、5号、6号及び7号原子炉施設の変更)について(諮問)
平成4年7月10日付け4資庁第5459号をもって通商産業大臣から諮問を受けた標記の件について、通商産業省から資料に基づき、説明がなされ、引き続き審議することとした。
(解説) 本件は、燃料の効率的な使用の観点から、6,7号炉の初装荷燃料及び取替燃料として高燃焼度8×8燃料の採用、太径ウォーターロッドの採用、ヘリウム加圧量の増加等を行い、また使用済燃料貯蔵能力を増強するため、貯蔵ラック材料にボロン添加ステンレス鋼を用いること等を行うものである。
(3) 原子力開発利用長期計画の見直しについて
標記の件について、事務局から資料に基づき、原子力開発利用長期計画の見直しに当たっての基本認識、見直しの趣旨、検討事項、検討の進め方等について説明がなされ、資料については原案どおり決定された。
(4) 原子力委員会専門委員の変更について
標記の件について、事務局から資料に基づき説明がなされ、了承された。(資料6)
第31回(臨時) 〔日時〕 1992年7月31日(金) 10:30~
〔議題〕
(1) 日本原燃(株)六ヶ所再処理・廃棄物事業所における使用済燃料の再処理の事業の指定について(一部補正及び一部修正)
(2) 平成4年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて
(3) その他
〔審議事項〕
(1) 議事録の確認
事務局作成の「第30回原子力委員会定例会議議事録」が了承された。
(2) 日本原燃(株)六ヶ所再処理・廃棄物事業所における使用済燃料の再処理の事業の指定について(一部補正及び一部修正)
平成4年7月16日付け4安(核規)第451号をもって内閣総理大臣から通知を受けた標記の件について、科学技術庁から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。
(解説) 本件は、平成3年8月22日付け3安(核規)第574号をもって諮問のあった標記申請について、本文及び添付書類の記述の適正化を図るため一部補正等を行うものである。
(3) 平成4年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて
標記の件について、事務局から資料に基づき説明がなされ、審議の結果、カール・ワグナー チェコスロバキア原子力委員会委員長を招へいすることを決定した。
資料1
原子力委員会専門委員の変更について
1992年7月7日(火)
原子力委員会
1. 原子力国際問題等懇談会の構成員のうち、山本貞一を黒田直樹に変更する。 2. 再処理推進懇談会の構成員のうち、黒田直樹を川田洋輝に、坂内富士男を佐竹宏文に変更する。 3. ウラン濃縮懇談会の構成員のうち、黒田直樹を川田洋輝に変更する。 4. 放射線利用専門部会の構成員のうち、新欣樹を沖村憲樹に、谷弘を工藤尚武に変更する。 5. 原子力委員会専門委員内藤哲雄を田中徳夫に、武山謙一を青山伸に、牧野征男を平林好隆に、今村努を小中元秀に、道正久春を高橋誠に変更し、調査審議事項は下記のとおりとする。
6. 上記に伴い、所要の手続きを取ることとする。 資料2
九州電力株式会社玄海原子力発電所の原子炉の設置変更
(1号及び2号原子炉施設の変更)について(答申) 4原委第13号
平成4年7月10日
通商産業大臣殿
原子力委員会委員長
平成4年1月10日付け3資庁第9296号をもって諮問のあった標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認める。
資料3
三菱原子燃料株式会社東海製作所における核燃料物質の
加工の事業の変更許可について(答申) 4原委第34号
平成4年7月10日
内閣総理大臣殿
原子力委員会委員長
平成4年2月25日付け3安(核規)第895号をもって資問のあった標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第16条第3項において準用する同法第14条第1項第1号及び第2号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認める。
資料4
原子燃料工業株式会社熊取製造所における核燃料物質の
加工の事業の変更許可について(答申) 4原委第35号
平成4年7月10日
内閣総理大臣殿
原子力委員会委員長
平成4年2月25日付け3安(核規)第1007号をもって諮問のあった標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第16条第3項において準用する同法第14条第1項第1号及び第2号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認める。
資料5
関西電力株式会社大飯発電所の原子炉の設置変更
(1号及び2号原子炉施設の変更)について(答申) 4原委第12号
平成4年7月24日
通商産業大臣殿
原子力委員会委員長
平成4年1月10日付け3資庁第13165号をもって諮問のあった標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認める。
資料6
原子力委員会専門委員の変更について
1992年7月28日(火)
原子力委員会
1. 原子力委員会ウラン濃縮懇談会の構成員のうち、飯田孝三、大垣忠雄の辞任を認め、新たに鷲見禎彦を任命、構成員とし、さらに亀川秀人を構成員として追加する。 2. 原子力委員会高速増殖炉開発計画専門部会の構成員のうち、岡部實の辞任を認め、新たに北田幹夫を任命し、構成員とする。 3. 原子力委員会専門委員として、新たに加藤善一を任命し、核原料物質、核燃料物質及び放射性廃棄物の輸送に関する事項を調査審議させることとする。 4. 長期計画専門部会の設置に伴い、久保寺委員、鳥井委員、深海委員の調査審議事項「原子力開発長期計画の検討に関する事項」を削除する。 5. 上記に伴い、所要の手続きを取ることとする。 | ||||||||||
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