前頁 |目次 |次頁

委員会の動き

定例及び臨時会議




第45回(定例)

〔日時〕1990年12月4日(火)10:30〜

〔議題〕
(1)原子力委員会参与の任命について
(2)その他

〔議事概要〕
(1)原子力委員会参与の任命について
 標記の件について、事務局から資料に基づき説明がなされ、了承された(資料1)

(2)その他
 国際熱核融合実験炉(ITER)工学設計活動に関する4極間の検討状況及び同活動への参加に係る基本方針について事務局から説明がなされ、了承された。



第46回(臨時)

〔日時〕1900年12月7日(金)10:30〜

〔議題〕
(1)日本原子力発電株式会社東海第二原子力発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)について(諮問)
(2)九州電力株式会社玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(3、4号原子炉施設の変更)について(諮問)
(3)その他

〔議事概要〕
(1)議事録の確認
 事務局作成の「第44回、45回原子力委員会定例会議議事録」が了承された。

(2)日本原子力発電株式会社東海第二原子力発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)について(諮問)
 平成2年12月3日付け2資庁第3247号をもって通商産業大臣から諮問を受けた標記の件について、通商産業から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。

(解説)本件は、燃料の効果的な使用等を図るため高燃焼度燃料を採用するとともに、使用済燃料の貯蔵体数の増加を図るため、使用済燃料貯蔵施設の貯蔵能力を増強すること等を行うものである。

(3)九州電力株式会社玄海原子力発電所の原子炉の設置変更(3、4号原子炉施設の変更)について(諮問)
 平成2年11月29日付け2資庁第4418号をもって通商産業大臣から諮問を受けた標記の件について、通商産業省から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。

(解説)本件は、燃料の効率的な使用の観点から、燃料集合体最高燃焼度、初装荷燃料及び取換燃料の濃縮度を上昇させ、取換燃料の一部にガドリニア入り燃料を使用する他、取換燃料として従来の燃料のほかに、設計の一部異なる燃料を採用すること等を行うものである。



第47回(臨時)

〔日時〕1990年12月14日(金)10:30〜

〔議題〕
(1)動力炉・核燃料開発事業団高速増殖炉もんじゅ発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)について(答申)
(2)京都大学原子炉実験所の原子炉の設置変更(研究用原子炉の変更)について(諮問)
(3)原子燃料工業株式会社熊取製造所における核燃料物質の加工の事業の変更許可について(諮問)
(4)その他

〔議事概要〕
(1)議事録の確認
 事務局作成の「第46回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。

(2)動力炉・核燃料開発事業団高速増殖炉もんじゅ発電所の原子炉の設置変更(原子炉施設の変更)について(答申)
 平成2年10月17日付け2安(原規)第386号をもって諮問のあった標記の件に関する核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認め、内閣総理大臣あて答申することを決定した。

(解説)本件は、炉心の中性子束測定を行うため、燃料体に試験用集合体を追加するものである。

(3)京都大学原子炉実験所の原子炉の設置変更(研究用原子炉の変更)について(諮問)
 平成2年12月15日付け2安(原規)第344号をもって内閣総理大臣から諮問を受けた標記の件について、科学技術庁から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。

(解説)本件は、燃料の低濃縮化を図るため、炉心に装荷する燃料体の一部に低濃縮のウランシリサイド・アルミニウム分散型燃料要素を用い、安全性確保の向上を図るため、安全保護回路等の改造を行うものである。

(4)原子燃料工業株式会社熊取製造所における核燃料物質の加工の事業の変更許可について(諮問)
 平成2年11月30日付け2安(核規)第606号をもって内閣総理大臣から諮問を受けた標記の件について、科学技術庁から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。

(解説)本件は、放射性固体廃棄物の増加に対処するため、廃棄物貯蔵棟を更新し、固体廃棄物処理設備を設置するものである。



第48回(臨時)

〔日時〕1990年12月21日(金)10:30〜

〔議題〕
(1)京都大学原子炉実験所の原子炉の設置変更(高中性子束炉の増設計画の撤回)について(諮問)
(2)その他

〔議事概要〕
(1)議事録の確認
 事務局作成の「第47回原子力委員会臨時会議議事録」が了承された。

(2)京都大学原子炉実験所の原子炉の設置変更(高中性子束炉の増設計画の撤回)について(諮問)
 平成2年12月17日付け2安(原規)第718号をもって内閣総理大臣から諮問を受けた標記の件について、科学技術庁から資料に基づき説明がなされ、引き続き審議することとした。

(解説)本件は、昭和58年10月2日付け53安(原規)第303号をもって承認された高中性子束炉の増設計画を撤回するため、当該原子炉設置承認申請書のうち高中性子束炉に関する記載事項を削除するものである。




資料1

原子力委員会参与の任命について

1990年12月21日
原子力委員会

1 飯田庸太郎、池浦喜三郎、稲葉修三、伊原義徳、圓城寺次郎、小田稔、小林庄一郎、佐波正一、柴田俊一、山下勇、平岩外四、三島良績、宮島龍興、村田浩、山本賢三、綿森力を原子力委員会参与に再任することとする。

2 今井隆吉を原子力委員会参与に新任する。

3 上記に伴い、所定の手続きを取ることとする。




打合せ会等

12月4日(火)
 打合せ会
 ・第1回OECD/NEA核種分離消滅処理情報交換会議について
 ・米国における長寿命核種放射能消滅処理問題について
 ・原子力船「むつ」について

12月14日(金)
 打合せ会
 ・原子力船「むつ」について

12月21日(金)
 打合せ会
 ・原子力船に関する日ソセミナーについて
 ・原子力船「むつ」について

12月25日(火)
 打合せ会
 ・平成3年度原子力関係予算について



前頁 |目次 |次頁