前頁 | 目次 | 次頁

第44回(定例)


〔日時〕 昭和60年11月12日(火) 10:30〜
〔議題〕
(1) 西堀委員の帰朝報告
(2) 関西電力株式会社美浜発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(答申)
(3) 動力炉・核燃料開発事業団新型転換炉ふげん発電所の原子炉設置変更(新型転換炉原型炉施設の変更)について(答申)
(4) その他
〔審議事項〕
(1) 議事録の確認

 「第43回原子力委員会臨時会議議事録」を了承した。

(2) 西堀委員の帰朝報告

 西堀委員より昭和60年11月2日から11月10日までインドネシアヘの出張(日本・インドネシア原子力セミナーに出席及び原子力施設視察)に関し報告があった。

(3) 関西電力株式会社美浜発電所の原子炉の設置変更(1号及び2号原子炉施設の変更)について(答申)
 昭和60年9月20日付け60資庁第3781号をもって通商産業大臣より諮問のあった標記の件について、引き続き審議した結果、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認め通商産業大臣あて答申することを決定した。(資料1

(解説)
 本件は(1)美浜1号炉について運転期間の長期化にも対応できるよう取替燃料の濃縮度を従来の約2.4wt%から約3.2〜約2.4wt%に変更すること、(2)美浜2号炉について、従来のバーナブルポイズンのほかに設計の一部異なるバーナブルポイズンを使用すること、(3)美浜1、2号炉に係る放射性廃樹脂の貯蔵能力を強化するため、廃樹脂貯蔵タンク3台を増設するものである。

(4) 動力炉・核燃料開発事業団新型転換炉ふげん発電所の原子炉設置変更(新型転換炉原型炉施設の変更)について(答申)
 昭和60年6月18日付け60安(原規)第47号をもって内閣総理大臣より諮問があった標記の件について、引き続き審議した結果、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する基準の適用については妥当なものと認め内閣総理大臣あて答申することを決定した。(資料2

(解説)
 本件は、高性能燃料開発の一環として実施する性能確認試験に必要な燃焼度を得るため、照射用セグメント燃料集合体を2体装荷するものである。

前頁 | 目次 | 次頁