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第8回(定例) 〔日時〕昭和58年2月22日(火) 10:30〜
〔議題〕
(1) 東北電力(株)女川原子力発電所の原子炉の設置変更について(答申)
(2) 日本原子力研究所大洗研究所の原子炉の設置変更(JMTR原子炉施設の変更)について(諮問)
(3) 新型転換炉ふげん発電所の原子炉の設置変更(新型転換炉原型炉施設)について(諮問)
〔審議事項〕
(1) 議事録の確認
「第7回原子力委員会定例会議議事録」を了承した。 (2) 東北電力(株)女川原子力発電所の原子炉の設置変更(1号原子炉施設の変更)について(答申)
昭和57年12月21日付け57資庁第12963号をもって通商産業大臣から諮問のあった標記の件について、引き続き審議した結果、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第26条第4項において準用する同法第24条第1項第1号、第2号及び第3号(経理的基礎に係る部分に限る。)に規定する許可の基準の適用については妥当なものと認め、通商産業大臣あて、答申することを決定した。(資料2)
(解説)
本件は、(1)取替燃料として新型8×8燃料の採用、(2)敷地周辺に所有している用地を発電所敷地と併合し敷地を拡大及び(3)再処理契約の締結により海外の再処理委託先が確定したことによる使用済燃料の処分の方法の変更に関するものである。 (3) 日本原子力研究所大洗研究所の原子炉の設置変更(JMTR原子炉施設の変更)について(諮問)
昭和58年2月7日付け57安(原規)第251号をもって内閣総理大臣より諮問を受けた標記の件について科学技術庁より資料に基づき原子炉の設置変更(JMTR原子炉施設の変更)の理由、内容等について説明がなされ引き続き審議することとした。 (解説)
本件は、(1)JMTR燃料として中濃縮ウラン(約45%濃縮)の使用の追加及び(2)JMTRに設置されている水ループ照射装置OWL−1の撤去に関するものである。 (4) 新型転換炉ふげん発電所の原子炉の設置変更(新型転換炉原型炉施設の変更)について(諮問)
昭和58年2月7日付け57安(原規)第271号をもって内閣総理大臣より諮問を受けた標記の件について科学技術庁より資料に基づき原子炉の設置変更(新型転換炉原型炉施設の変更)の理由、内容等について説明がなされ引き続き審議することとした。 (解説)
本件は固体廃棄物の貯蔵能力を増強するため、固体廃棄物の廃棄施設のうち固体廃棄物貯蔵庫を増設するものである。 (5) その他
昭和58年2月14日から18日までロンドンにおいて開催された第7回ロンドン海洋投棄条約締約国会議に関し、原子力安全局より、放射性廃棄物の海洋投棄に関する決議と我が国の対応についての報告があった。 また、昭和58年2月18日及び2月19日に発生した、動力炉・核燃料開発事業団東海事業所再処理工場の加熱蒸気凝縮水系における放射能濃度の上昇について、原子力安全局より報告があった。 |
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