前頁 | 目次 | 次頁

資料2昭和57年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいについて


昭和58年1月25日
原子力委員会

 昭和57年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいを下記のとおり行う。

1. 被招へい者
英国医学研究審議会 放射線生物研究所
 特別科学研究員
      ダッドレイ T.グッドヘッド
  Dudley T.Goodhead
  Specil Appointmet
  Medical Research Council
  Radiobiology Unit.

2. 招へい目的

 グッドヘッド氏はMRC放射線生物学ユニットの細胞及び分子放射線生物学部門のヘッドとして、放射線の生物作用機構解明のため、実験及び理論の両面から数多くの研究を行い、貴重な論文を著している。特に、マイクロドシメトリーによる低線量域での生物効果評価のためのモデル化に関する業績は放射線利用を推進するうえで重要である。

 氏の豊富な経験に基づく、マイクロドシメトリーと放射線生物学に関する報告は我が国の低線量被ばくによる人体への影響研究に大きく寄与するものと思われる。

3. 招へい期間
昭和58年2月20日(日) 日本着
昭和58年3月10日(木) 日本発
(参考)
グッドヘッド氏の略歴
1959年 Natal大学卒業
1966〜67年 カルフォルニア大学 客員助教授
1975〜82年 MRC放射線生物学研究所主任研究員
1982年〜 同上 特別科学研究員

1. 被招へい者
マレーシア国立原子力研究所所長
      M.ガザリ博士
  Prof.M.Ghazali bin Hj.Abdul Rahman
  Tun Is mail Atomic Research Centre
  (PUSPATI)

2. 招へい目的

 現在、マレーシア国は、原子力平和利用の開発を強力に進めつつあり、又、IAEA/RCA計画(原子力科学技術に関する研究・開発及び訓練のための地域協力協定に基づく計画)活動に関しても、インドネシア国と並んで東南アジアのリーダー国として積極的な活動を行っている。

 今回、マレーシア国立原子力研究所所長 M.ガザリ博士を招へいし、マレーシア国における原子力平和利用開発状況及び問題等原子力分野における諸問題につき意見交換を行うことにより、日・マレーシア両国の相互理解を図るとともに、今後の原子力平和利用は係る国際協力の発展に資することとする。

3. 招へい期間
昭和58年3月21日(月)(日本着)から
昭和58年3月27日(日)(日本発)まで
(参考)
M.ガザリマレーシア原子力研究所所長の略歴
○1938年5月16日生れ(44才)
○西オーストラリア大学卒(生化学)
○マレーシア国立大学副学長
○現在、マレーシア原子力研究所所長

前頁 | 目次 | 次頁