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第3回IEA核融合調整委員会(FPCC)


〔開催日〕昭和51年10月4日(月)
〔場所〕パリ
〔出席者〕10カ国1国際機関
 (我が国からの出席者:山本賢三(原研)、内田岱二郎(東大)、尾藤(OECD日本代表部))
〔議題〕
 i)強力中性子源(INS)計画
 ii)プラズマ壁面相互作用計画
 iii)超電導磁石計画
 iv)大型実験装置計画
〔会議の概要〕
i)強力中性子源(INS)計画

 本年5月に調印されたINS実験協定のその後の動向について討議された。日本からは日本原子立研究所がすでに調印しており、幹事研究所であるロスアラモス科学研究所にイオン源関係の研究者1名を派遣することが確認された。

ii)プラズマ壁面相互作用計画

 本計画を具体的に検討するため、日本、アメリカ、EC、スウェーデン、カナダで構成する小委員会を持つこととなっていたが、同小委員会に日本から2名参加させることが了承された。(同小委員会は10月25〜26日に西ドイツ・ユーリッヒ研究所で開催された。)


iii)超電導磁石計画

 超電導磁石小委員会及びIEA事務局で作成した大型超電導コイルの協力協定原案を審議した。本協定は、アメリカ・オークリッジ国立研究所に建設する大型超電導コイルシステムに対し、各国がコイルを持ち寄って共同実験を行うものである。次回のFPCCで最終案を討議する予定。

iv)大型実験装置計画

 本年7月イギリスで行われた真空容器に関する専門家会合について報告があった。また議長から、JETはサイト選定等の問題が年末までに処理されるとの発言があった。


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