1 放射線医学総合研究所は、昭和32年発足以来、放射線による障害の予防、診断及び治療、放射線の医学的利用等に関する調査研究並びに本分野における人材の養成訓練の事業を鋭意実施してきた。
2 近年、原子力施設の急増等に伴い、原子力の環境安全に関する調査研究の重要性がますます高まっているので、放射線医学総合研究所としても新しい情勢に対応し、環境放射能の挙動及びそれによる被曝線量の推定等に関して、生態学的な調査研究を総合的に行うため、従来の東海支所及び環境汚染研究部を発展的に解消し、下記により那珂湊支所(支所長:御園生圭輔(併))、を設置することとした。
記
1 設置期日 昭和50年8月5日(火)
2 組織及び定員

3 主な研究課題
○大気、土壌、水圏における放射性物質の移行に関する調査研究
○海洋生物による放射性核種の濃縮及び排泄の機構に関する研究
4 主要施設
○那珂湊実験研究棟(昭和50年5月完成)
〇50トン(1基)及び1トン(20基)水槽
〇放射性ヨウ素曝射装置
放射線医学総合研究所組織規則の一部を改正する総理府令要綱
1 環境汚染研究部を廃止すること。
2 東海支所を廃止し、那珂湊支所を設置すること。
3 那珂湊支所に管理課、環境放射生態学研究部及び海洋放射生態学研究部を置くとともに、その所掌事務を定めること。
放射線医学総合研究所事務分掌規程の一部改正要綱
1 遺伝研究部に新たに1室を置き、遺伝第3研究室とし、既設の遺伝第3研究室を遺伝第4研究室に改めること。
2 那珂湊支所に設置する管理課、環境放射生態学研究部及び海洋放射生態学研究部のそれぞれに次の係及び室を置くこと。
(1) 管理課 管理係、会計係及び放射線安全係
(2) 環境放射生態学研究部 環境放射生態学第1研究室、環境放射生態学第2研究室、環境放射生態学第3研究室
(3) 海洋放射生態学研究部 海洋放射生態学第1研究室、海洋放射生態学第2研究室
3 技術部の各課に主任研究官を置くこと。
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