日本原子力研究所は、乙種技術輸入をするべく申請を行なっていたが、このほど技術援助契約に関する申請(乙種)2件が、認可された。その概要は次のとおりである。
I. 材料試験炉設計仕様書に関するもの
(1)技術の種類
技術指導
(2)技術輸入先
Nuclear Utility Services,Inc.U.S.A.
(3)輸入技術の内容
材料試験炉の設計仕様書原案に対する検討意見および諸情報
(4)技術援助の方法
原研において作成した材料試験炉設計仕様書原案及び関連質問書に対し、NUS社は、14週間以内に検討結果の報告書を原研に提出する。NUS社は高級技術者1名を日本に派遣し、材料試験炉設計仕様書原案および上記報告書に関して6日間にわたって原研技術者と討議する。
(5)送金事項

II. 鉛セルラインの設計図に関するもの
(1)技術の種類
設計図およびそれに関する技術情報
(2)技術輸入先
W.S.Atkins and Partners U.K.
(3)輸入技術の内容
i)東海研究所ホットラボに新設される照射済燃料要素検査用鉛セルラインおよび照射済鋼材検査用鉛セルライン建設のための各種情報、セルの概念設計図および鉛セルライン内に設置される機器の配置図
ii)鉛セルラインに設置される機器の購入仕様
(4)技術援助の方法
原研において、上記事項について具体的質問内容書を作成し、W.S.Atkins and Partners社はその質問内容書に基づき、報告書を作成し原研に提出する。