第7章 動力炉開発
§2 高速増殖炉の開発

3 原型炉の設計

 原型炉の目的は,設計,建設,運転の経験を通して高速増殖発電炉の性能,信頼性,安全性を実証し,さらに将来の実用炉の段階における経済性の目安を得ようとするものである。
 原型炉の設計については,昭和43年度に行なった予備設計によって基本概念を固め,昭和44年度から45年度にかけて第1次設計を行ない,炉心およびプラントの主要パラメータの検討評価を行なった。昭和46年度は第2次設計により原型炉のプラント全体の設計を行なった。
 原型炉の第2次設計における設計主要仕様は,第7-2表に示すとおりである。


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