§1 国際原子力機関の活動
2.ラジオアイソトープ訓練コースの開催
第6回総会における日本代表三木原子力委員長の演説が端緒となり,アイソトープ利用について,IAEA主催の国際訓練コースが日本において開催された。
すなわち,39年5月,IAEAと日本政府との間に協定が結ばれ,東南アジア,極東をはじめ,広く世界各国から国連拡大技術援助計画(EPTA)の援助のもとに15名が参加した。研修は,39年8月17日から12月24日までの18週間にわたって,日本原子力研究所ラジオアイソトープ研修所で実施された。IAEA援助によって,ノルウェー,英国およびIAEAからそれぞれ1名の専門家が講師として派遣された。
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