我が国のプルトニウム管理状況の一部データの修正について

平成13年10月23日
内  閣  府
文 部 科 学 省
経 済 産 業 省

Ⅰ.趣 旨
 平成13年10月2日に提出した第40回原子力委員会資料第1号「我が国のプルトニウム管理状況」について、一部のデータに集計ミスがあったことから添付資料の通り修正する。

Ⅱ.修正データについて
 修正を要するデータは、当該資料3頁「国際プルトニウム指針に基づきIAEAより公表されることとなる各国のプルトニウム保有量(2000年末現在)」に示したデータのうち、我が国の使用済燃料中のプルトニウム量(添付資料参照)。集計したデータを精査したところ、福島第一原子力発電所の使用済燃料共用プールに貯蔵されている使用済燃料分の集計が行われていなかったことが判明したため、当該使用済燃料中のプルトニウムを加え81.5tPuに修正する。

Ⅲ.その他
 なお、当該資料2頁「我が国のプルトニウム管理状況」及び過去に公表したデータについても精査した結果、間違いの無いことを確認致しました。


国際プルトニウム指針に基づきIAEAより公表されている
各国のプルトニウム保有量(2000年末現在)
(対象:民生プルトニウム及び防衛目的にとり不要となったプルトニウム)
平成13年10月

(単位:tPu)
 未照射プルトニウム使用済燃料中のプルトニウム
米国2)45.0327
ロシア33.474
英国1)72.546
フランス1)81.2159.8
中国2)(報告対象外)*
日本5.381.5
ドイツ1)7.1942.65
ベルギー1)3.917
スイス0.6
注) 上記はそれぞれ自国内にある量。
1) 1999年末現在  2) 1998年末現在
* 中国は、未照射プルトニウム量についてのみ公表する旨表明。

(参考)国際プルトニウム指針について

1994年 2月 プルトニウム利用の透明性向上のための国際的枠組みの構築について、関係9ヶ国(米、露、英、仏、中、日、独、ベルギー、スイス)による検討を開始
1997年12月 プルトニウム利用に係る基本的原則とともに、プルトニウム保有量の公表等を定めた国際プルトニウム指針を9ヶ国が採用を決定
1998年 3月 指針に基づきIAEAに報告された各国のプルトニウム保有量及びプルトニウム利用に関する政策ステートメントについて、IAEAが公表