前頁 |目次 |次頁 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
委員会の決定等 昭和60年度の原子力委員会による 昭和61年2月14日 昭和60年度の原子力委員会による海外原子力関係者の招へいを下記のとおり行う。 記 1.被招へい者西独カールスルエ原子力研究センター 放射線防護研究所線量測定部長 マンフレッド・ウルバン博士 Dr. Manfred Urban Director Environmental Dosimetry Laboratory Institutional Department of Radiation Safety and Protection 2.招へい目的 ウルバン(Urban)博士は、固体トラック検知器(solid track detector)による放射線測定に関する世界的権威者であり、特に同博士の開発による信頼性の高いα−線検知器は、取扱いの容易さと精度の高さから、西独における自然放射能(ラドン)の全国調査に採用された他、オランダ、スイス等ヨーロッパ諸国における全国調査プロジェクトにも採用されている。 更に、同博士は、西独における屋内ラドン調査プロジェクト(西独内務省による国家プロジェクト)に関して、カールスルエ原子力研究センターを代表してその責任者となり、同プロジェクトを遂行した(1985年完了)。 放医研においては、1982年の国連科学委員会において問題となった生活環境中のラドンによる被爆に関し、昭和60年度から全国的な迅速調査(政調費)を実施している(1987年の関連報告を目途)など、居住環境における自然α線の線量寄与の把握を目指しており、原子力委員会により、関連の深い同博士を招へいして討議、意見交換を行い、調査・研究の推進に資する。 3.招へい期間
(参考)<ウルバン博士の略歴>
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前頁 |目次 |次頁 |