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第6回「原子力の日」(44.10.26)記念行事について



Ⅰ 第6回「原子力の日」記念

 「講演と映画の会」開催結果について

1 開催日時
 昭和44年10月23日(木)午後6時より9時30分まで

2 開催場所 
 虎ノ門久保ホール

3 内容

(1) 開会の挨拶科学技術政務次官  平泉 渉

(2) パネル討論会

(イ) テーマ「未来と原子力」
(ロ) 出演 黒川紀章、星新一、真鍋博、岸田純之助、芳村真理

(3)映画

(イ) 原子力映画「化学と放射線」
(ロ) 未封切仏・伊合作映画「枯葉の街」

4 入場者数 約1,000名

5 主催
 科学技術庁、通商産業省、運輸省、日本原子力研究所、動力炉・核燃料開発事業団、日本原子力船開発事業団、日本原子力産業会議、日本原子力文化振興財団

6 後援 日本放送協会


Ⅱ 第6回「原子力の日」記念

「地方講演会」の開催結果について

<青森会場>

1 開催日時昭和44年10月25日(土)

2 開催場所 東奥日報社ホール(青森市)

3 開催の目的
 原子力の日を記念して県民への原子力知識の普及をはかるため

4 対象および入場者数
 一般および高校生 約170名

5 内容

(1) 講演

(イ) 「エネルギー需給と原子力発電-動力炉開発を中心として」
 動力炉・核燃料開発事業団理事  武安 義光

(ロ) 「将来の海運と原子力船」
 日本郵船(株)取締役工務部長 黒川 正典

(2)映画

(イ) 「原子力と農業」

(ロ) 「原子力の安全」

6 主催
 科学技術庁、青森県

7 協賛
 日本原子力船開発事業団、日本原子力文化振興財団

8 後援
 東奥日報社


<富山会場>

1 開催日時
 昭和44年10月25日(土)午前9時30分から12時30分まで

2 開催場所
 電気ビルホール(富山市)

3 開催の目的
 第6回「原子力の日」記念行事の一環として原子力知識の県民への普及をはかるため

4 対象および入場者数
 一般、学生 約350名

5 内容

(1) 講演

(イ) 「原子力エネルギー革命を迫って」
 東大教授 熊谷 寛夫

(ロ) 「米国の原子力教育をみて」
 富山県教育委員会 坂川 幸雄

(2) 映画

(イ) 「ふしぎな力」

(ロ) 「アポロ11号月面着陸」

6 主催
 科学技術庁、富山県

7 協賛
 日本原子力文化振興財団



Ⅲ 第2回「原子力平和利用に関する高校生作文募集」について

昭和44年10月26日


 10月26日は「原子力の日」です。この日は昭和38年、東海村の日本原子力研究所にある動力試験炉(小型の発電用原子炉)が、わが国初の原子力発電に成功した日であり、またさらにさかのぼっては昭和31年わが国が国際原子力機関に加盟するためその憲章に署名した日でもあります。そしてこれらを記念して「原子力の日」と定められたものです。
 わが国の原子力開発もその緒についてからすでに十数年に及び、その成果は原子力発電所の建設、原子力船の進水、放射線の医学、農業、工業への利用などあらゆる分野にひろがっています。とくに原子力発電では、福井県や福島県ですでに建設中の本格的な原子力発電所が来年中には次々と完成し、やがては全国の家庭や工場などに原子力による電気が送られる日も間近かなところまできました。このように原子力と私たちの生活は密接なつながりをもつようになり、その恩恵はさまざまな形で生活の向上に役立つときがきたのです。
 こうしたときに当り、とくにきたるべき時代を担う青少年のみなさんに原子力平和の利用について正しい理解と深い関心をもっていただくことは、わが国の将来の発展を支えるためにもきわめて重要なことであります。このため前年度に引き続き第6回「原子力の日」を記念して、高校生のみなさんから次の要領により、原子力平和利用についての作文を募集いたします。何とぞ奮ってご応募下さい。


応募要領

1 作文テーマ  私は家庭で原子力の平和利用についてこう話す

2 用紙枚数  400字詰原稿用紙10枚以内

3 応募資格  高等学校生徒に限ります。

4 賞品

(1) 最優秀作品の作者3名に対し、科学技術庁長官の賞状のほか、賞品(5万円相当)を贈呈します。

(2) 上記3名の所属校に対し、各10万円相当の理科学教材を贈呈します。

(3) 上記3名を含む優秀作品の作者20名を3月下旬の春休みに原子力施設(東海・福島または敦賀・美浜)に招待します。

5 締切期日  昭和45年1月15日(当日消印有効)

6 作文提出先 東京都港区新橋1-1-13
          東電旧館・日本原子力産業会議内・日本原子力文化振興財団
          第6回「原子力の日」記念高校生作文募集係(郵便番号105)
  応募者氏名、住所、所属校、学年、性別を原稿に明記して下さい。

7 審査委員

委員長 科学技術庁原子力局長 梅沢 邦臣
文部省初等中等教育局長 宮地 茂
全国高等学校長協会会長 西村 三郎
日本理化学協会副会長 北原 三郎
日本放送協会より1名
朝日新聞社より1名
日本原子力産業会議事務局長 森 一久
日本原子力文化振興財団常務理事 早川 淳一
8 審査結果の発表 昭和45年3月10日
 入選者については本人およびその学校長に通知します。

9 入選作の取扱い
 入選作により小冊子を作成し、全国の高校(または応募校)に配付します。

10 応募作品の取扱い  応募作品の返却はいたしません。
 版権は主催者に属するものとします。

11 主催   科学技術庁、通商産業省、運輸省、日本原子力研究所、動力炉・核燃料開発事業団、日本原子力船開発事業団、日本原子力産業会議、日本原子力、文化振興団

12 後援  文部省、日本放送協会、朝日新聞社、都道府県教育長協議会、全国高等学校長協会、日本理化学協会

13 問合せ先  東京都港区新橋1-1-13
          東電旧館・日本原子力産業会議内・日本原子力文化振興財団
          電話 東京(591)6121



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