参考資料1

新たな原子力長期計画の構成案
【第8回長期計画策定会議(4/7)資料】
森 嶌 昭 夫

20世紀の原子力の研究開発利用の成果と課題
(科学技術、社会、経済、政治、国際等の観点)

 ※日本の原子力研究開発利用のこれまでの成果と原子力が直面する諸課題を原子力の光と影という観点で分析する。

○21世紀社会の潮流

 ※例えば、以下に示すような現在の社会経済を取り巻く変化の潮流を取り上げ、原子力との関わりを分析する。
グローバル化(経済自由化)、科学技術の進展と国民・社会、環境問題、少子高齢化、高度情報化、地方分権等

原子力研究開発利用の意義・役割(21世紀を迎えるに当たっての再評価)
 ※上記を踏まえた上での原子力の意義・役割の再評価を行い、今後の原子力研究開発利用の方向性を示す。

 (例えば以下のような視点から再評価)

 ・人類文明原子力は、膨大なエネルギーと放射線を発生。
循環型社会の構築には、エネルギー分野では、原子力は大きな役割を果たすが、放射性廃棄物は負の遺産との懸念も。
 ・環境・エネルギ−日本のエネルギー選択肢としては、需要抑制、省エネ、新エネ、天然ガスの利用等様々なオプションがあるが、原子力抜きで安定供給、環境保全が図られるか。
 ・科学技術物質の究極を極め、他の科学技術分野に認識手段を与える。
 ・国民生活生活の見えない部分も含め質の向上に寄与。
 ・国際社会日本のフロントランナーとしての研究開発やエネルギーセキュリティーの確保が、世界の公益にも貢献。一方、日本の核武装への懸念も。

原子力開発利用の進め方

 ※原子力の推進に当たっての大前提
国民・社会と原子力政策の新たな関係
 ※原子力政策に対する国民参加の在り方といった国民・社会と原子力政策の新たな関係の在り方を示す。

○国際社会と我が国の原子力政策の関わり

 ※国際社会に対する我が国の原子力政策に対する理解を得るための基本的姿勢について示す。

国の役割と民間の役割

 ※国の役割(例:基礎基盤研究開発、核不拡散、地球温暖化防止といった規範の設定、事業者の活動の円滑化措置)と民間の役割(例:改良研究開発、コスト削減、社会に対する企業責任)の明確化と両者の連携・協力の必要性を記述。

○原子力開発利用の将来展開
 以下の記述は、事業の進捗状況、経済情勢、社会情勢を踏まえ、原子力委員会 により適時的確に修正される。
 ※各分野における基本的考え方、将来見通し、将来計画等について示す。
 ※以下の構成は、今後の分科会の審議状況により適宜変更される。

◆原子力発電と核燃料サイクル

 

◆先端的研究開発

 

◆放射線利用

 

◆国際対応