要望書等掲載の67.68の意見への策定会議の対応に関連しての意見

○氏名   :中村 融

○ご意見の内容:

漸く気持ちの良い小春日和になり、陽春の光が一杯に差し込んで、本当に気持ちの良い朝です。委員各位並びに近藤議長&事務局の皆さんご苦労様です。
私から佐藤福島県知事のヒアリングに関係して
①核燃サイクル審議は極めて不充分な戦車で突っ走ったような「スケジュール審議であった」との指摘
②福島1-5原発の原発配管減肉問題
③原子力安全・保安院の経産省からの独立問題
④美浜事故に関連して委員の策定委員としての不適格性の指摘
の四点に関して策定会議として充分な審議をして「佐藤福島県知事への回答をして貰いたい」と要求をお送りしていました。
第18回議事録を見ると、この件に関連していると思われる記録が伴委員と近藤議長の間で見られます。それによると②に関して「策定会議で斯く斯くの審議が有った」と「原子力安全・保安院に伝達した」との事実が確認されます。これは私の要求から言えば策定会議としてのこのテーマでの審議と佐藤知事への回答の作成と言う事から言えば、丸で違った対応と言えますが、兎に角関連した対応が有ったとは言えます。
そして、原子力安全・保安院としての何等かの対応を必然とするものとも考え得ます。
しかし①③④に関しては、その様な対応も含めて何の対応も有りません。勿論、私如きが要求したからと言って「しかるべき対応がなされる」とは考えておりませんが、せめて記録に残すと言う意味で以下に道理を尽くして再度の要求を差し上げる次第です。
①事は「地方分権推進」と言う我国の歴史的課題の推進と密接に関連するテーマであり、原委としても、策定会議としてもその意義に鑑み誠実に対応するべき要求であると言う事です。
②いずれの課題も道理に即した、原子力利用に関連して避ける事の出来ない、その将来の展望を左右する重い課題です。
③人事に関する委員の委員罷免要請も会社と言う組織の頂点にある者として、まず、現場には何等の責任の無い事故だった、次に、原発の安全を保障する組織の欠陥に由来する事故であった、最後に、会社の頂点にある者としてオポチュニィチィコストをつぎ込んで保障するべき安全が、定検コストの節減と言うあってはならない事態に基づく事故であった。と言う事から『関西電力社長の責任に帰すべき事故であった』訳で、その意味から佐藤知事の要請には合理的な根拠があり、策定会議として肯わざるを得ない道理ある要請であったと言わざるを得ないものです。
従って、改めて同じ要求を再度提起させて戴きます。良識ある対応を宜しくお願い致します。敬具。