第18回資料1-9を一通り読んで資料1に即しての意見。

○氏名   :中村 融

○ご意見の内容:

気象予報で『春一番』になぞらえて『雨一番』と言う語彙で『春を呼ぶ雨一番が降る』としていましたが、予報通り春の雰囲気が俄かに感じられて、三階の窓から見える六甲の山波も心なしか柔らかな気配の色が漂っているかに感じられます。
委員各位並びに近藤議長&事務局の皆様ご苦労様です。
第18回策定会議の資料1から9迄一通り眼を通しまして資料(一)に即して意見を送ります。判り易く箇条書きにします。
①資料1-5は改訂版と言うことで期待したのですが、いずれも『用語の整理』とされていて、その意味で期待に反しましたが、読んで見るとと単なる用語の整理に留まらないように受け取れました。
基本的に『論点』としては『基本的な、そもそも論からの論点の提示を』と、この前の意見で書かして貰いましたが、、この点は考慮して戴けませんでした。
『増殖は必須の要請なのか?』『もんじゅは廃炉にすべきではないか?』『FBR以外の例えばIAEAでも第四世代炉として取り上げられている溶融塩炉などの第三の道を検討するべきではないか?」等の基本的な論点の提示こそが、今回の策定会議の論点として提示されるべきだと再度国民からの要請としてこの点の要請致します。フェーズ(1)を前提としないと言う事です。
②議事録とご意見メモを読まして貰うと議論が一段と白熱、充実していた大変嬉しく思われました。「論点整理」で目に付いた記述は「柔軟性を持たせる為「実用化戦略調査研究」に「共通技術基盤を形成して云々」とあり、もんじゆの役割・目的に関して「発電プラントとしての信頼性」と「運転経験を通じてNa取り扱い技術の確立」があり、開発目的としての「増殖能力の改善や確認」が挙げられていないのは大変重要な意味があり、もんじゅは「増殖炉」と位置づけられていない事になると理解しました。
③もんじゅに於ける研究開発として第四世代炉原子炉システムやフェーズⅡに付いて書かれていますが、やはりもんじゅの増殖能に付いては触れられていません。
研究開発の評価の考え方との記述が有りますがもんじゅについての見通しは示されていませんでした。
吉岡委員がご意見メモで示されているように「もんじゅからのFBR開発プロゼクトは廃止すへきである」との意見が策定会議として結論になる事を願わずにはいられません。以上