長計策定会議での論点整理並びに中間取り纏めについて

○氏名: 中村 融

○ご意見の内容:

 策定会議の委員各位並びに近藤議長更には会議の裏方を勤められる事務局の皆様、本当にご苦労様です。
 私は、一市民としてITWeb上で検索してトレースして来た議事録等の資料を読ましていただいた上で、今や国民から遊離してしまっている『原子力政策」を『国民と共にある政策とする事の出来る最後の機会』と思う余り、敢えて『民主的な長計審議』をお願いしたいと言う祈りにも似た願いから、以下の要請を致します。宜しくお願い致します。
 今回の策定会議では委員各位の意見が事務局サイドで一方的に解釈、運用されて会議の運営・進行が行われています。
 個々の委員各位が提起された問題を、会議そのものの審議の中で論議、検討した上での個々の委員の意見が充分反映された民主的な会議の運営をお願いします。
 次に『論点整理』と『中間取り纏め』ですが、その選択に当たっての選択肢が、当然に選択肢として俎上に上げられて、審議されていなくてはならない選択肢が尚幾つか排除されています。
 例えば安全でコストが1/10の乾式再処理法への転換、青森県との使用済み燃料等の搬入条件の改善、各委員から指摘のあるデーターに付いての基本的な疑問等々に付いて、次回の会議冒頭で、今の審議の経緯で良いものかどうか?お計り戴いて、例え少数であれ異議を表明される委員が居られれば『論点整理』と『中間取り纏め』を一旦撤回して、改めての選択肢を充分審議した上で改めての審議を要請致します。
 今回の策定会議では、ポーズや形だけの形骸化した民主的審議ではなくて、慎重にして充分な実質的な誰もが納得できる真の民主的審議が期待されていて、国民から信頼を失ってしまって全く与論から遊離している原子力政策の改革が求められています。
 この意見もそうですが、市民懇談会での意見、要望書等で届けられている意見を審議の席そのもので、前以て良く委員各位にその様に取り扱うことを周知徹底して頂いた上で、委員各位からの求めに応じて、市民等からの意見や要望そのものが、会議そのものの席で充分な検討、審議が行われるように会議の運営をして下さい。
 会議の決定は、徹底的な審議を尽くして全委員が少なくとも『審議は尽くされた』と認めた上で取り纏められる様に運営してください。単なる多数決は、この会議では馴染みません。
 最後に、この意見は、少なく共次回会議冒頭で、委員各位に示して戴いて論議の上で、その取り扱いを決めて頂けるように要請致して置きます。敬具。