第10長計策定会議での「現行核燃サイクル政策維持」決定に付いて

○氏名: 中村 融

○ご意見の内容:

 「現核燃サイクル政策維持」決定が討議を尽くさずに行われた。政策決定に関する選択肢として「再処理」「直接処分」の選択肢で決定されているが、他に尚重要な政策決定の選択肢が有る①乾式再処理法への転換(安全性がはるかに高くコストは1/10です)②使用済燃料の青森県への搬入の条件として再処理が条件付けられている点に関して、この約束の変更の可能性が未検討である③高レベル廃棄物を含む放射性廃棄物の処理処分と余剰プルトニウムの有効利用による解消可能で、倍増年10年の増殖も可能な「古川和男氏提唱のトリウム溶融塩核エネルギー協働システム」の提案が検討されていない。長計審議で意図されている国民的討議の実現の為に是非とも再検討を望む。