高速増殖炉関連技術の研究開発において、核燃料サイクル機構、日本原子力研究所、電力、電力中央研究所の各機関が現在検討している今後10年間の研究開発費の見通しを下記のようにまとめた。
1.「もんじゅ」
○前提条件
| @維持管理費等 | 約90億円/年 |
| A運転再開準備費 | 未定 |
低減速スペクトル炉ならびに長寿命核種の分離変換技術に関する10年間(2000−2009年)の研究開発費の総額を示す。
1.低減速スペクトル炉
(1)炉心及びシステム概念の構築
ウラン資源の有効利用、高燃焼度・長期サイクル運転、プルトニウムの多重リサイクル等の特性を有する低減速スペクトル炉について、負のボイド反応度係数等の安全性確保を前提に、性能を画期的に向上させた炉心概念を構築するとともに、原子炉システムについても検討する。
(1)群分離プロセスの開発
4群群分離プロセスを経済性及び効率性の観点から改良することを目的として、要素技術の改良研究、濃縮高レベル廃液を用いたNUCEFでのホット試験を実施し、パイロットプラントの概念設計に必要なデータを取得する。
2000年度の高速増殖炉関連技術の研究開発費は以下の通り。
2001年度以降については、JNCと協力して実施している実用化戦略調査研究の進捗や成果によって研究計画が決まるため、現段階では未定。
(注)通商産業省の受託研究は含まない。
2000年度の高速増殖炉関連技術の研究開発費は以下の通り。
2001年度以降については、JNCと協力して実施している実用化戦略調査研究の進捗や成果によって研究計画が決まるため、現段階では未定。
2.FBR再処理
(1)乾式リサイクルプロセス技術開発(1.8億円)
(酸化物の還元、電解、TRU分離、塩廃棄物固化)
使用済燃料を用いたプロセスを小規模で実証する試験に向けての開発、ならびに要素技術の開発を行う。
(2)乾式再処理プルトニウム試験(JNCとの共研)(1.7億円設備費として)
Puを用いて乾式再処理について陰極処理に到るまでの試験を行う。
3.FBR燃料製造
(1)金属燃料リサイクルシステム技術開発(科技庁受託)(1.6億円)
工学的観点からFBR燃料製造のための射出成型装置の開発を行う。
(注)通商産業省の受託は含まない。