(気候変動枠組条約:United Nations Framework Convention on Climate Change)
(京都議定書:Kyoto Protocol to the UNFCCC)
(1)条約の作成・締結・発効
(1)第1回締約国会議(COP1:1995年3〜4月:ベルリン)
| ● | 途上国を含む全締約国の義務として、吸収源による吸収の強化、エネルギー効率の向上等詳細に例示。 |
| ● | 先進国とのプロジェクトにより、途上国の持続可能な成長に資すると共に、右プロジェクトにより生じた温室効果ガス排出の削減を活用することにより、先進国の数量目的達成にも使えることとするもの。 |
| ● | 条約で規定された資金メカニズム(地球環境ファシリティー(GEF))が引き続きこの議定書の資金メカニズムであることを確認。 |
| ●議定書を締結した国数が55か国以上であり、かつ締結した附属書T国の1990年におけるCO2の排出量が同年における附属書T国によるCO2の総排出量の55%を越えることを発効要件として規定。 |
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3月9日〜11日 気候変動枠組条約第4条8、9項の実施 (気候変動の悪影響)に関するワークショップ[ボン]
3月13日〜15日 気候変動枠組条約第4条8、9項の実施(対応措置
4月7日〜9日 G8環境大臣非公式会合
4月11日〜13日 政策及び措置のベスト・プラクティス
5月1日〜8日 気候変動に関する政府間パネル第16回会合
6月12日〜16日 気候変動枠組条約第12回補助機関会合
9月11日〜15日 気候変動枠組条約第13回補助機関会合
11月13日〜24日 気候変動枠組条約第6回締約国会議(COP6)
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要 旨
(2)具体的には、以下の成果が得られた。
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(1)閣僚級会合
我が国を含む多くの国が、京都議定書を2002年までに発効することが重要であるとの見解を表明し、発効に向けた一つの具体的目標について共通の認識が得られた。また、今後の交渉を促進するために、我が国から「特別調整官」を設けるとの提案を行うなど議論をリードし、先進国、アフリカ諸国などから支持を得た。最終的に採択された決定には、今後の交渉プロセス強化のために、「議長に必要なあらゆる措置をとることを要請する」旨の規定が盛り込まれた。
(2)京都メカニズム
議論のベースとなっている議長作成の「第2次各国提案統合ペーパー」について各国の意見交換が行われ、すべてのメカニズムについての一通りの検討を終えた。今後この統合ペーパーに加え各国の追加的提案をもとに「交渉用テキスト」を作成することに合意が得られた。
(3)遵守問題
我が国は、議定書の改正を必要とするような「法的拘束力を持つ結果」を有しない制度を構築すべきとの観点から具体的提案を提出し積極的な評価を受けた。今回の会議では、産油国がCOP6での合意を遅らせる可能性を示唆しているのに対し、他の主要国が協調して対峙する構図となった。
(4)途上国問題
「小島嶼国などの気候変動に脆弱な地域、産油国などが被る影響への対処(条約4条8項、9項の履行)」は、交渉が難航したものの、2つのワークショップの開催を含む具体的な行動が決定された。特に温暖化による悪影響は進行中の深刻な問題であるとの共通の認識があり、現在行っている先進国による支援を強化することが合意された。また、対応能力の強化(キャパシティ・ビルディング)及び技術移転についても、途上国の具体的なニーズを特定し、先進国の支援を効率化することが決定された。
(5)吸収源(シンク)
COP6での最終的な決定に向けて、各国の意見、国別データの提出、ワークショップの開催など、具体的な道筋が決定した。
(6)共同実施活動(AIJ)
試行期間(パイロットフェーズ)を、99年末以降継続することが合意された。