資料市懇第5-1号
「市民参加懇談会in東京」の概要
平成14年9月9日
1.日時:平成14年7月24日(水)13:30~16:30
2.場所:主婦会館プラザエフ 9階「スズラン」
3.出席者:
(当 方)
・市民参加懇談会
木元主任原子力委員、森嶌主任補佐原子力委員
井上委員、小川委員、小沢委員、加藤委員、
中村委員、吉岡委員
・ 原子力委員会
遠藤委員長代理、竹内委員
(主な参加者)
日本経済団体連合会 資源・エネルギー対策委員会 委員長
秋元 勇巳 氏
全国農業協同組合中央会 常務理事
今尾 和実 氏
日本経済新聞社 論説委員
鳥井 弘之 氏
日本生活協同組合連合会 常務理事
藤岡 武義 氏
日本青年会議所 常任理事
水野 直人 氏
日本労働組合総連合会 副事務局長
村上 忠行 氏
主婦連合会 事務局長
吉岡 初子 氏
※
全国漁業協同組合連合会 常務理事
宮原 邦之 氏
(※欠席、メッセージ紹介)
(会 場)約110名(募集定員80名)
(プレス)12社
4.概要:
各界のエネルギーについての意識、原子力に関する意見、原子力委員会や市民参加懇談会についての期待など、多様な意見が出された。
(発言の例)
テーマ①:
日本のエネルギーの需要と供給はどうあったらいいか。
エネルギー需要は省エネに努めるが、供給については国民が選択できるような情報提供をお願いしたい。
省エネに取組み、もっと新エネルギーや自然エネルギーなどに力を入れ、多様化をはかるべきである。
テーマ②:
原子力発電は必要か、あるいは不要か。
原子力を必要としている現状は否定しないが、多くの人は、原子力の新増設には否定的である。
原子力は安全確保が第一義である。安全に100点はなく、原子力発電は常に努力していく必要がある。
絶対安全はないが、どれだけそれに近づけられるかだと思う。
原子力は大事故につながるということが不安。
原子力に関する風評被害については何らかの手だてを考える必要があるのではないか。報道のあり方に一考を要する。
原子力について国民からの信頼を得るには情報開示、透明性の確保が第一。まだまだ説明が不十分。
テーマ③:
原子力政策決定過程と市民とのかかわり
原子力委員会は自主、民主、公開の下で司令塔・平和の番人として期待している。
国民に理解してもらうのではなく、国民の理解の上に原子力が存在するというように努めてほしい。
核燃料の再処理は核兵器のためという海外からの見方もあり、原子力委員会は番人としての自覚を持つべきである。
総合科学技術会議に比べると原子力委員会の活動状況が見えない。
市民との対話の場は重要。市民参加懇談会はさまざまな形で、回数を重ねて行くよう期待する。