ITER計画の状況について

平成14年8月26日

1.これまでの検討状況
 原子力委員会ITER計画懇談会における検討の後、総合科学技術会議においては、昨年6月より我が国のITER計画への参加、誘致の意義、経費負担等について、原子力委員会での検討結果を踏まえつつ、科学技術政策上の観点から検討を行った。
 その結果、本年5月29日に、ITER計画について政府全体で推進するとともに、国内誘致を視野に、政府において最適なサイト候補地を選定しITER政府間協議に臨むこと、参加極間の経費分担については、経済規模を反映したものとすべきとの結論をまとめた。また、同月31日、政府は、青森県上北郡六ヶ所村を国内候補地として提示して政府間協議に臨むことを閣議了解した。(参考1)

2.原子力委員会における検討
 現在、国際熱核融合実験炉(ITER)計画に関する政府間協議を踏まえつつ、原子力研究開発の中でのITER計画の位置付け、核融合開発全体の進め方(特に、研究開発加速等)について核融合専門部会を中心に検討中。

3.ITER政府間協議の状況
 現在まで、4回の協議を実施し、日本、EU及びカナダからITERサイト誘致の提案を行うとともに、ITER共同実施協定および調達配分、運営組織、サイト選定手順などに関する基本的考え方について議論を行った。今後、9月(カナダ・トロント)、10月(日本・青森)に実施される予定。


(参考1)核融合専門部会構成員


○担当原子力委員
    遠藤哲也 主  任
    藤家洋一 主任補佐

○参与
    玉野輝男 元筑波大学プラズマ研究センター長

○専門委員
    池上徹彦  会津大学学長
    池田右二  国連訓練調査研修所(UNITAR)理事
    伊藤早苗  九州大学応用力学研究所教授
    伊藤正男  理化学研究所脳科学総合研究センター所長
    井上信幸  東京大学名誉教授
    桂井 誠  東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
    岸本 浩  日本原子力研究所技術参与
    黒田昌裕  学校法人慶應義塾常任理事
    五代富文  文部科学省宇宙開発委員会委員
    下村安夫  ITER国際チーム共同リーダー
    鈴木誠之  (社)経済団体連合会国土・住宅政策委員会PFI推進部長
    高村秀一  名古屋大学工学研究科教授
    西川雅弘  大阪大学大学院工学研究科教授
    藤原正巳  核融合科学研究所所長
    松田慎三郎 日本原子力研究所理事兼那珂研究所所長
    三間圀興  大阪大学レーザー核融合研究センター教授
    宮 健三  慶應義塾大学大学院理工学研究科教授
    若谷誠宏  京都大学大学院エネルギー科学研究科教授

(参考2)開催実績
    準備会:平成13年8月24日(金)
    第1回:平成14年1月18日(金)
    第2回:     5月24日(金)
    第3回:     7月12日(金)