BITER(国際熱核融合実験炉)計画
- 核融合エネルギーの科学的及び技術的可能性の実証を目標とした国際共同プロジェクト
- 本体建設費約5000億円(他に運営費、サイト整備費が必要)
- 北海道、青森県、茨城県が誘致を表明
- 海外では、カナダがITER誘致を表明、フランスが誘致を検討。
CITERの日本誘致について
- 原子力委員会が、「我が国がITER計画に主体的に参加するだけでなく、設置国になることの意義が大きいと結論した。」とする報告書を取りまとめ。
- 現在行われている総合科学技術会議の結論や、適地調査の結果をも踏まえて、政府として最終的に判断。
3.原子力科学技術、放射線利用及び加速器科学の推進
@原子力科学技術の推進
- 原子力は、エネルギー利用と結びついた応用技術面の他、広範囲の科学技術分野の発展を支える基礎・基盤研究としての面を持っている。
- レーザー、加速器、研究用原子炉等の先端的研究手段を用いて物理学等の基礎研究やライフサイエンス、環境、物質・材料科学技術等の研究開発に貢献する原子力科学技術を推進する。
A加速器科学の推進
- 加速器とは、電子や原子核等を加速し、発生する粒子線、放射光等を利用するものであり、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、日本原子力研究所(原研)、理化学研究所(理研)及び全国の大学等において実験研究が行われている。
- 我が国の主要な稼動中の加速器としては、KEKのBファクトリーや原研・理研の大型放射光施設SPring-8、放射線医学総合研究所の重粒子がん治療装置HIMACなどがあげられる。また、原研・KEKの大強度陽子加速器施設や理研のRIビームファクトリーが建設中である。
- 本年7月、KEKを中心とするBファクトリー実験グループは、宇宙の起源の解明に資するB中間子の崩壊における「CP対称性の破れ」の存在を実証する研究成果を発表した。
B放射線利用の推進
- 放射線は、電離作用(物質に当たると物質を構成している原子の中から電子をはじき出す)、物質中の透過等の性質を持っていることから、工業、医療、農業、環境等の様々な分野での活用が進んでいる。
- 原研(主に高崎研究所)、放医研その他の関係機関において、放射線利用に関する研究を推進している。
- 放射線医学総合研究所におけるHIMACを利用した重粒子線がん治療臨床試行は、平成6年の開始以来、1000を超える症例に対して行われ、重粒子線の特徴を活かした適応を見つける手がかりが得られつつある。
4.原子力を巡る米国の動向