資料原試第4−2号
 

平成12年度終了課題の事後評価結果

 


原子力試験研究の事後評価の観点について


1.評価の基本方針
平成13年11月に内閣総理大臣決定された「国の研究開発評価に関する大綱的指針」に基づき、評価は、必要性、効率性、有効性の観点から行った。「必要性」については、科学的・技術的意義(先導性)、社会的・経済的意義(実用性等)、目的の妥当性等の観点から、「効率性」については、計画・実施体制の妥当性等の観点から、「有効性」については、目標の達成度、新しい知の創出への貢献、社会・経済への貢献等の観点から評価を行った。
特に、原子力試験研究の評価においては、科学技術を振興するため、研究者を励まし、優れた研究開発活動を奨励していくとの観点をもって適切な評価をすることで、研究開発活動の効率化・活性化を図り、より優れた研究開発成果の獲得、優れた研究者の養成を推進し、社会・経済への還元を図るとともに、国民に対して説明責任を果たすことに重点を置いた。

2.原子力試験研究における事後評価の留意点
ネガティブチェックよりもその後のフォローアップに主眼を置き、担当者を元気にさせ、折角の成果を外に向かって明るく発信するような、原子力試験研究にふさわしい文化の形成を強く意識した。特に
(1)学問的な内容の適正な評価。
(2)原子力試験研究の成果として外に向かってアピールすべき研究成果の指摘。
(3)研究成果の原子力分野や異分野の学会誌への積極的投稿の呼びかけ。
(4)実用化、産業利用、新産業の創出につながる成果に対するフォローアップの方策の提案。
などに留意した評価を行った。
総合評価については、事前・中間評価と同様にABCの3段階評価とした。
A:当初の計画以上の優れた成果が得られた。
B:ほぼ当初の計画通りの成果が得られた。
C:当初の計画以下の成果しか得られなかった。
但し、ABCの評価よりも前記の指導的コメントの充実に主眼を置いた。


物質・材料基盤技術分野

生体・環境影響基盤技術分野

知的基盤技術分野

防災・安全基盤技術分野