原子力委員会
高レベル放射性廃棄物処分懇談会
(参考)「共生」について
○『この環境基本計画は、…人間が多様な自然・生物と共に生きることができるよう、…「循環」、「共生」、「参加」及び「国際的取組」が実現される社会を構築することを長期的な目標として掲げた上で…』
○【共生】
『大気、水、土壌及び多様な生物等と人間の営みとの相互作用により形成される環境の特性に応じて、かけがえのない貴重な自然の保全、二次的自然の維持管理、自然的環境の回復及び野生生物の保護管理等、保護あるいは整備等の形で環境に適切に働きかけ、その賢明な利用を図るとともに、様々な自然とのふれあいの場や機会の確保を図るなど自然と人との間に豊かな交流を保つことによって、健全な生態系を維持・回復し、自然と人間の共生を確保する。』



(参考2) 構成員及び開催日 1.高レベル放射性廃棄物処分懇談会 (1)構成員 座 長 近藤 次郎 元日本学術会議会長 荒木 浩 電気事業連合会会長 粟屋 容子 武蔵野美術大学教授(一般教育研究室)・理化学研究所名誉研究員 石橋 忠雄 弁護士 加藤 尚武 京都大学教授(文学部) 茅 陽一 慶応義塾大学教授(大学院・政策メディア研究科) 川上 幸一 神奈川大学名誉教授 木村 尚三郎 東京大学名誉教授 木元 教子 評論家 熊谷 信昭 大阪大学名誉教授(原子力バックエンド対策専門部会長) 小林 庄一郎 関西電力(株)相談役 近藤 俊幸 動力炉・核燃料開発事業団理事長 佐和 隆光 京都大学経済学研究所所長 塩野 宏 成蹊大学教授(法学部) 下邨 昭三 高レベル事業推進準備会会長 須賀 龍郎 原子力発電関係団体協議会会長(鹿児島県知事) 鈴木 篤之 東京大学教授(工学部) 中村 政雄 前読売新聞論説委員 野口 敞也 日本労働組合総連合会総合政策局長 深海 博明 慶応義塾大学教授(経済学部) 松田 美夜子 生活環境評論家(廃棄物問題とリサイクル) 南 和子 評論家 森 一久 (社)日本原子力産業会議副会長 座長代理 森嶌 昭夫 上智大学教授(法学部) (平成9年7月現在) 第2回まで 大石 博 動力炉・核燃料開発事業団理事長 第4回まで 林 政義 高レベル事業推進準備会会長 第8回まで 石川 嘉延 原子力発電関係団体協議会会長(静岡県知事)
主査 森嶌 昭夫 上智大学教授(法学部) 竹本 成徳 日本生活協同組合連合会会長理事 中村 政雄 前読売新聞論説委員 深海 博明 慶応義塾大学教授(経済学部) 松田 美夜子 生活環境評論家(廃棄物問題とリサイクル) 南 和子 評論家 小西 攻 NHK解説委員(原子力バックエンド対策専門部会専門委員) 鳥井 弘之 日本経済新聞論説委員(原子力バックエンド対策専門部会専門委員) 土田 昭司 関西大学教授(社会学部)
第1回 平成8年12月17日 議題:社会心理学からのアプローチ 講師:土田昭司氏(明治大学文学部助教授) 第2回 平成8年12月26日 議題:広報理論からのアプローチ 講師:田中正博氏((社)日本パブリックリレーションズ協会教育研修委員会代表幹事) 第3回 平成9年1月14日 議題:現状認識と問題点の明確化 講師:根本和泰氏((株)アイ・イー・エー・ジャパン エネルギー・環境研究部長) 第4回 平成9年1月30日 議題:基本的考え方について 第5回 平成9年2月18日 議題:報告書案について 第6回 平成9年2月26日 議題:報告書案について
主査 森嶌 昭夫 上智大学教授(法学部) 石橋 忠雄 弁護士 木元 教子 評論家 塩野 宏 成蹊大学教授(法学部) 中村 政雄 前読売新聞論説委員 野口 敞也 日本労働組合総連合会総合政策局長 深海 博明 慶応義塾大学教授(経済学部) 田中 靖政 学習院大学教授(法学部)(原子力バックエンド対策専門部会専門委員) 宇賀 克也 東京大学教授(法学部)
第1回 平成8年12月25日 議題:ダム建設事例の検討 講師:宇賀克也氏(東京大学法学部教授) 第2回 平成9年1月9日 議題:地域共生事例の検討 講師:田中靖政委員 第3回 平成9年1月24日 議題:地域共生方策の検討 第4回 平成9年2月6日 議題:サイト選定プロセスの検討 第5回 平成9年2月24日 議題:報告書案について 第6回 平成9年3月19日 議題:報告書案について
開催日及び議題 第1回 平成9年4月10日 議題:中間とりまとめ(案)について 第2回 平成9年5月6日 議題:中間とりまとめに向けた論点について 第3回 平成9年6月10日 議題:「高レベル放射性廃棄物処分に向けての基本的考え方について(案)」について 第4回 平成9年7月1日 議題:「高レベル放射性廃棄物処分に向けての基本的考え方について(案)」について
(参考3)
今日、エネルギーの生産と消費に起因する環境負荷の増大は、地球的規模で の大きな問題となっており、21世紀を展望した今後のエネルギー政策において は、”持続可能な発展”と”地球との共生”という理念に根ざした、地球規模で の環境保全と、エネルギー資源の節約とその合理的・効率的利用の促進という視 点がますます重要となる。
既に、我が国においては、原子力が、石油代替エネルギーの中核として欠くべ からざる地位を占めているが、日常生活において必然的に生活廃棄物が発生する のと同様、原子力開発利用による便益の享受に伴い、放射性廃棄物が発生するこ とは避けられない。なかんずく、高レベル放射性廃棄物は、その放射能が超長期 の時間をかけて低減していくものであることから、処分の実施に当たっては、世 代を越えて広く人間社会と自然環境への影響を考慮し、将来世代へ負担を残すこ とのないよう、安全かつ確実にこれを実施することが肝要である。
現在、世界各国において、高レベル放射性廃棄物の地層処分に向けた取組がな されているが、国際的な専門家の検討においても、放射性廃棄物の地層処分は、 同世代内・異世代間の公平といった観点及び人間の健康や自然環境の保護といっ た環境面からの基本的な要請に適うものであり、その推進を図ることは適当であ る、との見解が示されているところである。
今後、平成6年6月原子力委員会が決定した「原子力の研究、開発及び利用に 関する長期計画」に沿って、我が国において高レベル放射性廃棄物の地層処分に 向けた取組を進めるに当たっては、国民一人一人が自らの問題として廃棄物処分 をとらえ、開かれた議論に基づく国民的合意を形成しつつ進めていくことが重要 である。その際、国民自らが、我が国においていかにしてエネルギー需要を満た していけば、将来にわたり国民生活を安全に、幸福に、高い文明に維持し、地球 と共生しつつ世界の持続可能な発展が図れるのかについて、考え判断することが 肝要であり、そのためには、国民が客観的で正確な情報の提供を受け、開かれた 議論が十分行われるよう留意する必要がある。
以上の認識に立ち、当委員会は以下のとおり決定する。
(別添)