核燃料サイクルコスト試算条件
(第3回FBR懇談会資料 第3−4号 11ページの表)
の設定根拠について
平成9年5月26日
動力炉・核燃料開発事業団
[軽水炉サイクル費]
- ○
- 軽水炉サイクル費試算条件は公開文献より引用しています。
例えば、
- 天然ウラン購入や転換、濃縮単価は海外依存であるため、OECD/NEAが1994年に報告した「The Economics of the Nuclear Fuel Cycle」を引用しました。
- 燃料製造単価及び再処理単価は(財)日本エネルギー経済研究所(関*、エネルギー経済、第17巻、第12号)を引用しました。
- 高レベル廃棄物処分単価はOECD/NEAの報告値を基に、燃焼度補正を行い設定しています。
- ○
- 詳しくは表1をご覧ください。
[FBRサイクル費]
- ○
- FBR燃料サイクルに関しては、動燃事業団の評価値です。
- ○
- それぞれの設定根拠については、表2をご覧ください。
- ○
- 燃料製造と再処理単価に関しては、まず、現状技術ベースの単価を試算し、それに研究開発によるコスト削減効果を加味して設定しています。
[その他]
- ○
- 為替レートは1995年1月現在の値を使用しました。
- ○
- 現在価格換算率は長期プライムレートの過去から現在までの変動を参考として設定しました。この値は、OECD/NEA報告書において基準として使用されている値と同様となっています。
- *(訂正)第3回FBR懇談会資料 第3-4号 2ページ 9行目
湯浅、エネルギー経済、第17巻第12号 → 関、エネルギー経済、第17巻第12号