資料２−５

今後の高速増殖炉懇談会の進め方（案）

１．審議事項

「高速増殖原型炉「もんじゅ」の扱いも含めた高速増殖炉開発の在り方」

２．基本的考え方

(1)まず、高速増殖炉開発の目的・意義・位置付けに関して、これまでの論点を参考に、各界から招聘者を招き、意見を伺いながら幅広い観点から審議を進め、明確化を図る。なお、その過程で、追加すべき論点、議論を深めるべき事項等が生じた場合は、追加して意見聴取、議論を行う。

(2)その上で、さらに意見を伺いながら、幅広い観点から議論を行い、原型炉「もんじゅ」、実証炉の役割、位置付けの明確化を図るとともに、研究開発体制等の研究開発の在り方について提言をまとめる。

３．意見聴取すべき項目

（１）高速増殖炉の目的・意義・位置付け

将来のエネルギー需給における位置付け
環境影響
経済性の見通し
安全性、技術的見通し（プルトニウム、ナトリウム、炉心事故、耐震性等）
海外の状況
国際貢献、核不拡散

（２）研究開発の在り方

原型炉「もんじゅ」の在り方
実証炉以降の開発の在り方
開発体制、手続き、情報公開等
国民の理解を得るための方策

４．具体的進め方

フェーズ０：現行高速増殖炉開発の説明、会議の進め方の議論

第１回：２月２１日（金）

高速増殖炉開発の現状及び「もんじゅ」事故概要の説明
高速増殖炉懇談会の進め方の議論（１）

第２回：３月２７日（木）

地元自治体の立場からの「もんじゅ」に対する要望
これまでの高速増殖炉開発政策の変遷とその際の主な議論
高速増殖炉懇談会の進め方の議論（２）

フェーズ１：高速増殖炉開発の目的・意義・位置付けの明確化

第３回：４月１５日（火）

将来のエネルギー需給における位置付け
環境影響
経済性の見通し

第４回：５月８日（木）

各国における高速増殖炉開発状況（仏、独、英）
核不拡散
国際貢献

第５回：５月２６日（月）

☆追加的に意見聴取、議論をする必要があるか否かを検討し、必要に応じて追加する。

フェーズ２：原型炉「もんじゅ」と実証炉以降の開発の在り方

上記フェーズ１：「高速増殖炉開発の目的・意義・位置付けの明確化」の議論を踏まえて、以下について数回にわたり審議。

原型炉「もんじゅ」の在り方
実証炉以降の開発の在り方
開発体制、手続き
国民の理解を得るための方策

○「もんじゅ」安全性総点検の状況について聴取

○報告書作成方策について

フェーズ３：報告書作成

○報告書案作成

○報告書案公開、一般からの意見募集

○一般からの意見の反映について審議

○報告書の取りまとめ

高速増殖炉懇談会で招聘者より意見聴取する事項（案）

聴取事項	招聘者案
１．地元の意見（１）立地自治体の要望等	栗田幸雄福井県知事河瀬一治敦賀市長
２．包括的意見（１）ＦＢＲ開発の変遷、位置付け	村田浩原産会議副会長高木仁三郎原子力資料情報室代表
３．ＦＢＲの必要性将来エネルギー需給見通し（化石燃料資源、ウラン需給等）環境影響（放射性廃棄物、二酸化炭素、通常時環境影響）経済性の見通し（発電単価、付加価値、研究開発の投資効果）安全性、技術的見通し（プルトニウム、ナトリウム、炉心事故、耐震性）海外の状況国際貢献、核不拡散	藤目和哉（エネ研常務理事）三浦正憲（原電取締役）須田忠義（動燃副理事長）鈴木篤之（東大教授）小林圭二（京大助手）、渡辺三郎（住民連絡センター代表委員）、辻良夫（元近大教授）Ｂ．バレ（仏)、ビルコッファー（独)、プーリ（英)、エルマコフ（露)、ミラー（米）今井隆吉（杏林大学教授）槌田敦（物理研究者の会）
４．研究開発の在り方（１）原型炉「もんじゅ」の在り方（２）実証炉以降の開発の在り方（３）開発体制、安全審査体制、情報公開	安井至（東大国際産学協同センター長）中村政雄（元読売新聞社論説委員）吉村清（敦賀市民の会代表）

聴取事項	招聘者案
１．地元の意見（１）立地自治体の要望等	栗田幸雄福井県知事河瀬一治敦賀市長
２．包括的意見（１）ＦＢＲ開発の変遷、位置付け	村田浩原産会議副会長高木仁三郎原子力資料情報室代表
３．ＦＢＲの必要性将来エネルギー需給見通し（化石燃料資源、ウラン需給等）環境影響（放射性廃棄物、二酸化炭素、通常時環境影響）経済性の見通し（発電単価、付加価値、研究開発の投資効果）安全性、技術的見通し（プルトニウム、ナトリウム、炉心事故、耐震性）海外の状況国際貢献、核不拡散	藤目和哉（エネ研常務理事）三浦正憲（原電取締役）須田忠義（動燃副理事長）鈴木篤之（東大教授）小林圭二（京大助手）、渡辺三郎（住民連絡センター代表委員）、辻良夫（元近大教授）Ｂ．バレ（仏)、ビルコッファー（独)、プーリ（英)、エルマコフ（露)、ミラー（米）今井隆吉（杏林大学教授）槌田敦（物理研究者の会）
４．研究開発の在り方（１）原型炉「もんじゅ」の在り方（２）実証炉以降の開発の在り方（３）開発体制、安全審査体制、情報公開	安井至（東大国際産学協同センター長）中村政雄（元読売新聞社論説委員）吉村清（敦賀市民の会代表）