資料第33-1号 |
1.日時 平成12年6月27日(火)14:00〜16:00
2.場所 科学技術庁第7会議室
(原子力委員) | 藤家委員長代理、遠藤委員 |
(専門委員) | 澤岡部会長、井澤委員、猪股委員、岩田委員、北村委員、吉良委員、近藤委員、佐々木委員、澤田委員、霜田委員、武部委員、藤田委員、藤本委員、前田(三)委員、望月委員、森委員 |
(事務局) | 興原子力局長、川原田原子力局研究技術課長 |
資料第32−1号 | 「原子力委員会基盤技術推進専門部会委員名簿」 |
資料第32−2号 | 「基盤技術推進専門部会(第31回)議事要旨(案)」 |
資料第32−3号 | 「原子力委員会基盤技術推進専門部会研究評価ワーキンググループの設置について(報告)」 |
資料第32−4号 | 「国立機関原子力試験研究の事前及び中間評価」 |
○ | 各評価ワーキンググループは基盤技術の推進ということで設置されたのであって、本年度の評価は基盤技術ではなく、原子力利用研究の課題があった。どのような経緯で基盤技術ではない研究課題を評価しなければならなくなったのか分からない。 |
△ | 新規提案の研究課題の内容は基盤技術の範疇を大きく逸脱していない。 |
○ | 従来のソフト系技術分野の研究課題とは研究内容が相違し、評価委員が非常に驚いた。このような研究課題を評価することに対する議論はあったのか。 |
△ | 詳細な議論はなされていないが、新規提案のあった研究課題に対し研究評価する必要があった。 |
これに続いて、各研究評価ワーキンググループの主査より資料第32-4号に基づき、評価結果について報告があった。主なコメントは以下のとおりである。
(放射線生物影響分野)
(ビーム利用分野)
(原子力用材料分野)
(ソフト系科学技術分野)
以上の報告に対し、次のような討論があった。(○:委員、△:事務局)
○ | 従来とは相違する内容の研究課題が提案されたとき、事務局とのやりとりはあったのか。 |
△ | 評価委員と事務局とのやりとりは不十分であったかもしれない。 |
○ | 研究課題の評価分野への振り分けは誰がやったのか? |
△ | 新規に提案された研究課題は、原子力研究の範疇において事務局が振り分けて、評価委員に評価してもらった。 |
△ | 新規課題のうち、従来のワーキンググループに入れることが出来ない課題が提案されたので、澤岡先生と相談の上「耐震安全・防災評価ワーキンググループ」を立ち上げ評価した。 |
○ | 原子力安全研究専門部会では研究内容を審議し、予算は原子力委員会で決めるが、原子力安全研究専門部会の年次計画課題が、なぜここに入ってきたのか? |
○ | ここで評価された理由については明らかではないが、どこかで評価しなければならない。 |
○ | 安全研究専門部会でオーソライズされたのに、こちらでチェックするのはどうしてか。 |
△ | 原子力委員会での二重評価であり、予算計上までの時間的余裕がなく、評価手続がスムーズではなかったものと思う。来年1月原子力委員会も組織を再構築するので、再検討したい。 |
△ | 課題募集では、原子力の長計での先導的基盤技術研究を重点に、単なる放射線の利用、単なる継続課題は取り上げていない。 |
△ | 新規評価ワーキンググループの設置は、事前に基盤技術推進専門部会を開催して審議するのが手順であるが、時間の関係上手抜かりがあったところはお許し頂きたい。ソフト系評価ワーキンググループは、委員の補強が必要なら行う。 |
○ | 従来、地震関係の研究課題はあったのか。どこで評価したのか。 |
△ | 従来から耐震分野の研究課題は存在し、研究内容の関連する他の分野で評価していた。 |
(耐震分野)
以上の報告、討論から、澤岡委員長によって次の2点の問題点が指摘された後、討論があった。
これらの意見について原子力委員会、事務局より以下の回答があった。
(□:原子力委員会、△:事務局)
△ | 原子力研究の趣旨から逸脱する研究課題は厳しく評価している。 |
□ | 原子力委員会の機能は継続し、実績のある部会、組織は継続する。再度評価するという研究評価の問題は、例えば原子力安全委員会との合同委員会を作る等、原子力委員会の宿題として検討していきたい。 |
△ | 一括計上は来年度以降も継続するため、研究評価の継続も必要であり、評価体制は基本的に継続することになる。 |
△ | 評価基準を標準化することは難しいが、予算獲得には研究評価の必要性が基本である。評価結果にあまりに差が出るような場合には、各主査とも相談しながら調整することも考えたい。 |