(参考2)
原子力の研究、開発及び利用に関する長期計画(平成6年6月原子力委員会)の抜粋
第3章 我が国の原子力開発利用の将来計画
8.原子力科学技術の多様な基礎的な研究の強化
(1) 基礎研究と基盤技術開発
A 基盤技術
我が国は、原子力技術の先進国として、既存の原子力技術にブレークスルーを引き起こし、基礎研究とプロジェクト開発を結びつける基盤技術開発に積極的に取り組む必要があります。とりわけ、原子力技術に対するニーズの一層の多様化や高度化に対応するとともに、技術シーズの探索、体系的な研究開発の積み重ね等により将来の新しい原子力技術体系を意識的に構築していくため、大きな技術革新を引き起こし、ひいては科学技術全般への波及効果が期待される原子力のフロンティア領域を重視していきます。
このような基盤技術の当面の対象として、放射線生物影響分野、ビーム利用分野、原子力用材料技術分野、ソフト系科学技術分野及び計算科学技術分野について重点的に研究開発を行うべき領域を設定し、放射光施設やスーパーコンピュータ等の先端的な研究設備・機器を用いつつ、広範な科学技術分野のポテンシャルを結集して研究開発を進めていきます。なお、ソフト系科学技術においては、原子力技術と人間社会の関係の重要性を踏まえ、社会科学や人文科学の知見を含め幅広い調査研究に取り組んでいきます。