資料第24-6号 |
原子力基盤クロスオーバー研究に関しては、現在第2期の研究が、平成6年度から5ヶ年計画で行われているところであるが、今後の原子力基盤クロスオーバー研究のあり方に関し、基盤技術推進専門部会における審議を効率的に行うために必要な材料を提供するため、本専門部会の下に、「第3期原子力基盤クロスオーバー研究検討ワーキング・グループ」を設置する。当ワーキング・グループは、下記の検討事項について論点の整理・集約を行い、その結果を専門部会に報告する、
1.スケジュール
来年初頭を目途に論点整理・集約を行い、その結果を専門部会に報告する。
2.論点整理・集約事項
①現段階における第2期原子力基盤クロスオーバー研究の評価。
②①を踏まえた第3期原子力基盤クロスオーバー研究の計画とその推進のあり方。
3.構成員
主査 岩田 修一 (東京大学教授)
飯泉 仁 (日本原子力研究所理事)
岡田 雅年 (科学技術庁金属材料技術研究所長)
岡本 眞實 (東北大学教授)
吉良 爽 (理化学研究所理事)
佐々木康人 (科学技術庁放射線医学総合研究所長)
笹谷 勇 (動力炉・核燃料開発事業団理事)
澤岡 昭 (東京工業大学教授)
田村 浩一郎(通商産業省工業技術院電子技術総合研究所長)
堤 佳辰 (静岡産業大学専任教授)
注)上記構成員は、部会長及び主査の判断により、必要に応じ追加できるものとする。
次期原子力基盤クロスオーバー研究WG設置に先立ち、WG準備会(主査:澤岡部会長、委員:岩田東大教授、飯泉原研理事、吉良理研理事)において検討した結果、次期クロスオーバー研究の基本的な考え方について次のような結論を得た。
平成元年にスタートしたクロスオーバー研究は所期の目標を達成しつつある。最近外部有識者を加えて行われた第2期研究中間評価においておおむね優れた研究成果を挙げつつあり、十分な寄与をしているとの評価を受けている。このような背景をもとに基盤クロスオーバー研究を積極的に推進することが適当である。