資料第134-2号

ITER会合の結果について

平成12年1月28日
科 学 技 術 庁
原子力局核融合開発室

1.日 時   平成12年1月19日(水)、20日(木)

2.場 所   日本原子力研究所(東京)

3.出席者
   (日本)  中澤 佐市  科学技術庁長官官房審議官
        吉川 允二  日本原子力研究所顧問※
   (欧州)  ラオッティ  欧州委員会研究総局長
        フィンチ   欧州委員会研究総局核融合部長
   (ロシア) ベリコフ   ロシア研究センター長※※
        ソコロフ   原子力省原子力科学局長
                   (注)※:共同議長、※※:議長

4.結果概要
(1)ITERの概要設計報告書について(参考1)
 ①共同中央チ-ム所長より概要設計報告書が報告されるとともに、技術諮問委員会(TAC)議長より同委員会における概要設計報告書のレビュ-結果が報告された。
 ②TACの報告においては、概要設計報告書の内容が技術目標を満足し、さらに詳細な設計の基礎となるものとされており、共同中央チ-ム及びホ-ムチ-ムは同報告書に基づき、引き続き設計活動を行うこととされた。
 ③概要設計報告書については、各極が持ち帰り検討を行い、共同中央チ-ム所長にコメントすることとされ、これを踏まえた設計についてTACがレビュ-を行った後、次回会合に提出されることとなった。

(2)特別作業部会の報告(SWG-P2)について(参考2)

 ①SWG-P2共同議長より、「SWG-P2の報告書」が報告された。
 ②今後、各極がそれぞれの国内事情を考慮した上で、本年の早い段階で非公式政府間協議(EX)を開始することが確認された。

(3)その他

 ①ITERの装置の略称として暫定的にFEATを使用することとされた。
 ②EUより、カナダがITERをホストすることに関心を持っている旨の発言があった。

(4)今後の予定

第15回ITER理事会 平成12年6月30日~7月1日 モスクワ
以上