資料第129-5号
検討の進め方について(案)
平成10年10月29日
核融合開発室
1.はじめに
核融合会議においては、以下の検討項目について検討を行い、3極によりITER工学設計活動を継続・完了することの意義及び実現性について検討・確認するとともに、我が国がITERに取り組む姿勢を明確にする。
2.具体的な検討項目
- (1)米国が撤退する背景とITER推進の意義の変更の有無
- ○米国がITERから撤退する背景を分析
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- 米国がITERから撤退するに至った経緯及びその背景を分析。
- ○ITER推進の意義を見直すことの是非
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- 上記米国のITER撤退の背景に鑑み、米国のITER撤退の理由が米国独自の事情によるものであるのか、あるいは、ITER推進の意義の見直しに繋がるものであるのかを分析。
- (2)我が国のITERへの取り組みの基本方針
- ITER推進の意義を踏まえ、我が国におけるITERへの取り組みに係る基本スタンス及び各段階における取り組みの姿勢を明確化する。
- ○ITERに対する基本スタンス
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- 実験炉開発、国際協力等の観点から我が国のITERに対する基本スタンスを明確にする。
- ○工学設計活動に対する取り組み
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- 工学設計活動の目標、目標達成に向けての我が国の取り組み等について検討する。
- ○建設に向けての取り組み
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- 我が国が建設に向けて果たすべき役割、建設に向けたプロセスについて検討する。
- (3)3極によるEDA継続に関する具体的検討
- ① 米国の撤退がITER計画に及ぼす影響の分析と対応
- 政策面 - ITER推進に関わる政策面への影響
(建設の決定、実施及びサイト決定の側面)
3極間の政策的な整合性や協力関係
- 技術面 - 米国の技術力の評価
(米国の撤退がITER計画の推進に技術的な困難性を与えるか否かについて)
- ② 活動計画の検討
- 延長期間中における具体的な活動計画をもとに、3極による実現性を検討。
- (4) まとめ
- 以上の議論をもとに、3極でITERを推進する意義及び実現性と我が国としてITERに取り組む姿勢について結論を得る。
3.スケジュール(予定)
第129回会合 | 10月29日(木) 10:00-12:30 | 現状・経緯
今後の検討の進め方について検討(全体的な意見交換を含む) |
第130回会合 | 11月13日(金) 14:00-17:00 | 今後の進め方に沿って具体的に検討 |
第131回会合 | 11月25日(水) 14:30-17:00 | 議論の継続及び意見の集約 |
(必要に応じて、引き続き検討)