資料第122−6号

詳細設計報告書等の国内評価検討の進め方について


平成9年2月




 第11回ITER理事会において共同中央チーム所長から提出された詳細設計報告
書については、以下の通り評価検討をすすめる。

1 検討対象文書

  1)詳細設計報告書
  2)詳細設計報告書技術文書

2 検討の進め方

(1)EDA技術部会における検討

  1)核融合会議ITER/EDA技術部会において評価検討を進めることとし、特に
    プラズマ物理、炉工学、安全の3分野については、外部学識経験者を加えたワー
    キンググループを設置の上、評価検討を進める。
  2)同部会において詳細設計評価技術文書を作成の上、核融合会議に報告する。
  3)なお、EDA技術部会の評価検討に資するため、核融合関連学会に所属する研究
    者等からもコメント等を聴取する。

(2)核融合会議における検討

  1)核融合会議において上記技術文書を踏まえ、国内評価書を作成する。

3 検討の視点

 ○報告書全体としての整合性
 ○ITER技術目標の実現可能性についての具体性
 ○最新の知見に基づいた解析の程度
 ○建設・運転段階での柔軟性への配慮
 ○コストに対する設計上の配慮
 ○最終設計に向けての基礎としての妥当性
 ○最終設計に向けての課題の明確化
 ○中間設計書に対する我が国評価の反映の程度
 ○我が国への立地可能性

4 スケジュール

 ・4月末を目途にEDA技術部会において詳細設計評価技術文書を作成
 ・5月末を目途に国内評価書を作成
 ・なお、上記評価文書(技術文書を含む)については、原子力委員会へ報告すると
  ともに、6月末を目途に共同中央チーム所長へ送付
 ・7月の第12回ITER理事会に報告