○核融合は、様々な産業・学問への波及効果を伴う、革新的エネルギーの有力な候補の一つであり、着実な開発が望まれる。
- 実現すれば高いレベルの脱炭素化が可能な大規模基幹エネルギーとしてエネルギー供給の中核を担う可能性を有する。
- 燃料資源は、海水中に豊富に存在し、技術的見通しがある。
- 放射性物質は扱うものの、安全対策は比較的容易であり、需要地近接立地の可能性がある。
- 現段階では、発電が実証されていない。今後、原型炉を経て実用化段階に至る計画の中で、ITERを核燃焼プラズマ制御と工学的実証を行う実験炉として位置付け、核融合エネルギー開発を推進する。
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