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- 核融合は、他のエネルギー源に比べて資源がほぼ無尽蔵で大きなエネルギ−が得られるという事から電力供給源の柱になるという期待がある。
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- 核融合エネルギーは、二酸化炭素を排出しない、既存の原子力と比べて核不拡散の懸念がない、高レベル放射性廃棄物が出ないといった観点からクリーンなエネルギー源としての期待が高い。
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- 石炭や石油はエネルギー以外の付加価値も大きい。それを、今私達の世代で燃やすだけに使ってしまっていいのかといった、地球の環境倫理とかあるいは将来に資源を残すという視点も重要。
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- 核融合のエネルギー源としての見通しについて議論する必要がある。
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- 将来の人類のエネルギー源として、核融合に頼るしかないということがなければ、なぜ核融合かということの説明にならないのではないか。
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- 核融合しか将来のエネルギー源はないという結論が出なければ踏み切るべきではないという厳しい視点に対し、核融合の裾野が科学的な知見を広げるという面も含めて判断するという視点もある。
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- エネルギー源としての議論には、資源量の議論だけでなく、核不拡散の問題、放射性廃棄物(種類、量)、安全性など総合的なインパクト、社会に与えるインパクトを考えた上で議論すべき。
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- エネルギー供給・需要、可能なエネルギー源、環境等を含めた、基本的な議論を進め、その中で我が国の果たすべき役割、貢献、エネルギーセキュリティの問題等について議論を深めることが必要。
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- 人類がエネルギーを将来も使っていくには以下が必要。
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- 新しいライフスタイルの創出
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- 原子力、なかんずく核融合エネルギーの開発
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- 再生可能エネルギーを出来るだけ利用
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- 核の平和利用ということは避けて通れない。ただ反対するだけでなく、大丈夫だということ、この方向に平和利用をやるのだということ、日本は一番それを主張できるのではないか。
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- 核融合という新しいエネルギーの開発については科学史あるいは文明の集大成という視点からの捉え方ができるのではないか。
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