米国大統領科学技術諮問委員会(PCAST)エネルギー開発
計画パネルが報告書を提出(1997年9月30日)




(事実関係)
○本年3月、大統領科学諮問委員会(PCAST)の下に設置された、国家エネルギー開発計画をレビューするためのパネルが9月30日、PCASTに対し報告を行ったもの。


(報告の概要)
○報告書のなかで、核融合関連については、
 ・核融合予算を1997年度の232百万ドルレベルから、2002年度には320百万ドルに達するよう勧告、
 ・パネルは、95年にPCASTが下記3課題に予算を集中するとした勧告を再確認する。
  (1) プラズマ科学と核融合工学の強力な国内プログラム、
  (2) 主要な次のステップの科学的課題である自己点火と持続された燃焼に焦点をおいた国際協力出資による核融合実験、
  (3) 核融合エネルギーシステムのための実用的低放射化材料開発の国際協力計画への参加。
 ・ITERについては、
  (1) EDAの3年間の延長期間は妥当なものであり、合衆国の引き続いてのITERへの参加は有益。
  (2) ITER建設に向けての大きなハードルのひとつは、最新の評価で114億ドルであり、そのかなりの部分をホスト極が負担するとするそのプロジェクトコストにある。
  (3) 3年間のうちに、ITER建設サイトの意思表示がなされることが望ましいが、もしどの極もITERを誘致しない場合であっても、国際的な核融合エネルギーの追求は遅滞なく継続すべき。
  (4) 燃焼プラズマ物理に焦点をおいた科学的目的に目標をおく、より小さなスケールと金額の装置は各極の合意をより容易にする可能性がある。
としている。