参考資料3


JET(EUの核融合実験装置)が核融合反応で世界最高を達成




(概要)
○9月23日、EUの核融合実験装置(JET:Joint European Torus)が、重水素とトリチウム(三重水素)の燃料を使って、
  ●核融合反応による最大出力で12メガワット以上を達成。
   (核融合エネルギーで11メガジュール)
  ●エネルギー増倍率(外部から加えた入力とその結果発生した核融合反応による出力との比)で0.5を達成。
○いずれも世界新記録。

 (注)エネルギー増倍率が1の場合、臨界プラズマ条件の達成を意味する。


(参考)
○JETの概要
 ・JT−60(日)、TFTR(米)と並ぶ世界3大トカマクのひとつ
 ・1983年から実験を開始。(EUの共同事業として推進)
 ・1991年には、重水素−トリチウム燃料を使って、核融合出力で2メガワットを達成。

○従来の核融合出力の世界最高値は、1994年の米国の核融合実験装置(TFTR)が記録した10.7メガワット。