参考資料1 |
○EUの次期(第5次)研究開発フレームワークを検討する上で、検討すべきとされた5つの中長期的シナリオについて、EU委員会の諮問を受け、CCFP(EUの核融合計画調整員会)において検討し、9月16日、EU委員会へ答申を行ったもの。 |
○答申では、5つのシナリオ 1.EUの核融合計画の断念 2.科学としての核融合研究の実施 3.ITER/EDAの補充及び潜在的ITER建設への準備 4a.EU以外でのITERの建設の開始 4b.EU内でのITERの建設の開始 5.EUとしてのITER的な炉の建設の推進 についての検討の結果として、 ・ITER参加極の核融合計画の状況を考慮すると、ITER/EDAの延長で実施されるシナリオ3が当面最良であり、次期フレームワーク計画の事務局案とも整合するものであるとしている。 なお、 ・シナリオ1については、強く反対、 ・シナリオ2については、ヨーロッパ核融合研究の散逸とその効率の著しい低下を招き、おそらく核融合開発の崩壊を招く、 ・シナリオ4については、実施のための条件が全て整っていないので、現時点での議論は不要、 ・シナリオ5については、ITERの建設が不可能となった時にのみ考慮すべき、 としている。 |