STARTの概要

1. STARTT

(1) 経緯
1991年 7月米ソ首脳会談において条約署名(モスクワ)
12月ソ連邦崩壊
1992年 5月旧ソ連のうち戦略核兵器の配備されていたベラルーシ、カザフスタン、ロシア及びウクライナの全てがSTARTの締約国となり、条約の履行義務を負うことを規定する議定書署名(リスボン)
7月カザフスタン批准
10月米国批准
11月ロシア批准
1993年 2月ベラルーシ批准
1994年 2月ウクライナ批准
12月発効

NPT加入
ベラルーシ :1993年 7月
カザフスタン:1994年 2月
ウクライナ :1994年12月

(2)概要
条約発効の日から7年間(2001年迄)に戦略攻撃兵器を米ソ同等の水準まで削減。主な上限は次の通り。
(イ) 戦略核兵器運搬手段(SNDV):1600基・機
(ロ) 条約の算定基準に基づく核弾頭総数:6000個(重爆撃機1機は1弾頭として計算)
(ハ) 弾道ミサイル弾頭(大陸間弾道ミサイル(ICBM)+潜水鑑発射弾道ミサイル(SLBM)):4900個

(3) 実施状況
(イ) 戦略核弾頭数の推移:別添参照
(ロ) 旧ソ連諸国の核弾頭のロシアへの移送
  カザフスタン、ウクライナ、ベラルーシに配備されていた核弾頭については、96年11月にベラルーシからロシアへの核弾頭の移送が完了したことをもって、全てロシアに撤収された(カザフスタンについては、95年5月、ウクライナについては96年6月に完了)。

2.STARTU

(1)経緯
 1993年 1月 米露首脳会談において署名(モスクワ)
 1996年 1月 米国批准
 1997年 9月 STARTUに基づく、戦略核戦力の削減期限延長を規定する議定書に署名(ニューヨーク)。
 1997年12月現在、ロシアが未批准であるために未発効
(2) 概要
 2007年12月31日までに次の数以下までに削減(注)
 @総弾頭数:3000〜3500
 ASLBM弾頭数:1700〜1750
 B多弾頭ICBM弾頭数:0
 C重ICBM弾頭数:0
(注)当初STARTUによる削減期限は2003年1月1日であったが97年9月の署名の議定書にて削減期限が延長された。

[参考]STARTVについて
 97年3月21日、ヘルシンキ米露首脳会談の結果発表された「将来の核戦力削減のパラメーター」に関する共同声明において、米露双方は、STARTUが発効し次第STARTV交渉を開始すること、及びSTARTVの基本的要素として、2007年12月31日までに双方の戦略核弾頭数を2000〜2500にすること等に了解したことを明らかにした。(了)

[外務省資料]