1.経緯
原子力の平和利用分野における日ソ両政府間の協力は、日ソ科学技術協力協定下( 1973年10月10日署名 )で実施されてきたが、原子力発電所の安全性に対する関心が高まってきたことを背景の一つとして、1990年(平成2年)9月の日ソ外相間協議において原子力活動に於ける高い水準の安全性の確保に関する協力を推進することで認識の一致を見た。その後両国間の協議が行われた結果、ゴルバチョフ大統領来日中の1991年(平成3年)4月18日、原子力の平和的利用の分野における協力に関する協定が中山外務大臣とベススメルトヌィフ外務大臣との間で署名された。以後、協定に基づくロシア(乃至ソ連)との協議が91年、92年及び98年の3回行われている。
2.内容
協力分野(協定第一条)
@原子力発電所の活動における安全性
A放射線防護及び環境監視
B放射性同位元素及び放射線の研究及び応用
C放射性廃棄物の処理及び処分
D両政府が合意するその他の分野
協力の方法(協定第二条)
@安全性に関連する規制に関する情報の交換
A科学的及び技術的情報の交換
B科学者、技術者その他の専門家の交流
C共同研究
D両政府が合意するその他の形態