放射線利用推進専門部会(第8回)議事要旨(案)
1.日時 平成10年3月16日(月)10:30~12:00
2.場所 科学技術庁第7会議室
3.出席者
(原子力委員)藤家委員長代理、木元委員
(専門委員) 石榑部会長、碧海委員、氏平委員、吉良委員、坂本委員、佐々木委員、
武久委員、中村委員、難波委員、濱田委員、森委員、山口委員
(科学技術庁)中村研究技術課長
4.傍聴者等
(一般傍聴者) 1名
(報道関係者) 2名
5.議題
(1)研究評価の進め方について
(2)放射線利用のトピックス
(3)その他
6.配布資料
資料第8-1号 「放射線利用推進専門部会専門委員名簿」
資料第8-2号 「放射線利用推進専門部会(第7回)議事要旨(案)」
資料第8-3号 「研究評価の進め方について」
資料第8-4-1号 「日本原子力研究所における放射線利用研究の現状について」
資料第8-4-2号 「食品照射の状況について」
資料第8-4-3号 「キュリー夫妻ラジウム発見100周年記念事業について」
資料第8-4-4号 「平成10年度放射線利用関係予算について」
- 7.議事概要
- (1)
- まず、委員の変更、担当原子力委員の変更について事務局から紹介された。
- (2)
- 事務局より、前回議事要旨(案)の説明があり、原案どおり承認された。
- (3)
- 研究評価の進め方について
- 資料第8-3号に基づき、本部会における研究評価の実施方法の案について事務局より説明した。
「必要に応じ」ではなく、全ての課題について国立試験研究機関から報告を聴取したいとの意見に対し、部会長よりできるだけ多くの課題について本部会で聴取することとしたいとのコメントがあった。 研究評価の進め方(案)は原案どおり承認された。
- (4)
- 放射線利用のトピックス
- ①
- 日本原子力研究所の放射線利用研究の現状について資料第8-4-1号に基づき、日本原子力研究所萩原高崎研究所長から高崎研究所における放射線利用研究の現状について説明があった。
これに対して以下のような発言があった。
・ダイオキシン処理に放射線は使えないのか。
・放射線排煙脱硫脱硝装置について、現存のものとコスト的に比べてどうか。→装置の規模によって違うが、用地が20%減、コストは20%減と評価している。
- ②
- 食品照射の状況について資料第8-4-2号に基づき、日本原子力研究所伊藤資源利用研究室長から海外の食品照射の現状について説明があった。これに対して以下のような発言があった。
・食品照射には保存と殺菌の2つの目的があるが、最近は食品の安全性の確保が重要な課題になっており、食品照射の重要性が増している。
- ③
- キュリー夫妻ラジウム発見100周年記念事業について資料第8-4-3号に基づき、癌研究会飯沼氏から癌研究会が主催して実施しているキュリー夫妻ラジウム発見100周年記念事業の概要について説明があった。これに対して以下のような発言があった。
・ラジウムによるカイコの突然変異の研究が行われたことがあるが、そのような取組も事業で紹介してはどうか。
- ④
- 平成10年度放射線利用関係予算について資料第8-4-4号に基づき、事務局より説明を行った。
- (5)
- その他
次回会合は5月下旬から6月下旬の間を目途に開催することとされた。