医療・ライフサイエンス分野における
放射線利用の現状と課題及び今後の方向性に関する調査について
1.目的
- 放射線利用については、エネルギー利用と並ぶ原子力利用の重要な柱として積極的な推進が図られており、加速器技術の進展に伴い、さらに積極的に利用される状況にある。
特に、医療分野においては、X線CT、PET等による画像診断、血液照射によるGVHD予防、粒子線によるがん治療等、また、ライフサイエンス分野においても、ゲノムやタンパク質の解析、トレーサー等、それぞれの分野において多様な目的での放射線利用が図られているところである。
こうした状況を踏まえ、医療及びライフサイエンズ分野での放射線利用の更なる推進を図る観点から、これらの分野における現状把握、課題の抽出、及び今後の方向性について調査研究を行うため、原子力委員会より委託調査を行う。
2.調査内容
- ・医療及びライフサイエンス分野の放射線開発・利用状況の現状調査
- ・医療及びライフサイエンス分野における放射線開発・利用推進の課題の抽出
- ・医療及びライフサイエンス分野の放射線開発・利用を推進するにあたっての今後の方向性
3.委託先
(財)医用原子力技術研究振興財団