大強度陽子加速器施設計画評価専門部会の論点整理(案)
平成12年4月14日
事 務 局
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○計画全体について
- U期計画まで含めての技術的、予算的な見通し
−テーマ全体を整理する。
−U期計画においては、T期計画で整備する装置を活用すべき。
−予算枠の中で計画していることが、計画通りできることが見えるようにすべき。
−T期計画の位置づけを明確にすべき。
- これまでにない新しいことに取り組む姿勢が次の発展につながるので、本計画でもこの点を提示すべき。
−関連する他の計画と比較して、世界と競争できる点を明確にすべき。
−社会的効果の一つとして、夢を与える点を強調することも重要。
−「科学と自然のアメニティーゾーン」を作ることは社会的にも意義があり、良いアイデア。意味のある形で実現を図るべき。
○他機関の計画との関連
- 中性子散乱実験施設
−米欧アジアの三極競争で、先発の米国が本計画以上の2MWのパルス中性子源建設計画をスタートしている中で、日本の独自性、トップになりうる特徴を明確にすべき。
- 原子核・素粒子実験施設
−ニュートリノとK中間子について、世界と競争可能か。
−ニュートリノについて、世界が2005年にスタートするのに対し、本計画は2006〜2007年にスタートすることになっている。スケジュール的に見れば遅れているが、各国に対して競争できる点はどこか。
−原子核・素粒子研究の全体像とその中での本計画の位置づけを明確にすべき。
- 短寿命核実験施設
−RIビームファクトリーと相補的と見たときの世界的に競争力のある点を明確にすべき。
−短寿命核ビームについては、世界へのインパクト、世界、国内、研究所内の動きを含め、効率性を考慮すると、実行に当たっては検討を要する。
- 核変換実験施設
−本計画では、中性子科学研究等で提案されていたビームエネルギーと異なるエネルギーのビームが提案されているが、目的な十分に達成されるのか。
−実用的な加速器駆動核変換システムのための研究開発と本計画の中で行う研究開発計画の位置づけを明確にすべき。
○運営体制、人材育成等
- 運営体制
−運営に関する推進会議には関係者以外の広い分野からメンバーを集めるべき。
−共同推進チームに大きな権限を与え、チームのリーダーシップの下に計画を実行できるようにすることが必要。
- 共同利用
−新しい視点から共同利用のあり方について議論すべき。
−完成後の共同利用体制も見据えて議論すべき。
−開かれた施設とするため、外国人の受け入れに関する制限を取り払うべき。できれば既存の研究所から切り離したキャンパスを作ってもらいたい。
- 人材確保、育成
−人材確保については、定量的な議論をすべき。
−当面の建設と目的の科学技術を達成することと平行して、人材育成の意義を重視すべき。
−小中学生に科学を親しませ、科学自体のおもしろさをわからせるために、全く新しい仕組みを考えることが必要。
−理系を志望する高校生が施設にふれる機会を与えるために、高校生にプロジェクトを考えさせ、研究させることがあってもいい。また、教師も研究に参加できるような仕組みがあってもいい。
−一般の国民、特に小中学生世代に夢を与え、先端的科学技術分野に進もうと工学的関心を惹くことは大きなインパクトを持ち、経済的効果よりももっと重要である。