通しNo. | 意見No. | 意 見 概 要
| 意見の分類 |
1 | 1 | 高レベル放射性廃物は、放射能レベルが十分低くなるには数千年かかるが、この期間管理するのか、それとも30~50年間冷却し、地下に埋設すれば、管理しないのか不明。 | 地上での長期管理について |
2 | 1 | いろいろの点から評価されている。 | 評価は妥当である |
3 | 2 | 使用済核燃料を再処理した場合に、超ウラン元素で核分裂しないものは高レベル放射性廃棄物として扱うのか、超ウラン元素として別に管理するのか。 | 地上での長期管理について |
4 | 3 | 二、三世代たてばかなり科学的に進歩が見られ、より良き処分法が考えられると思うので、1,000年でも確実に管理・保存するという選択肢があってもいいのではないか。 | 地上での長期管理について |
5 | 3 | 真剣に10万年予測の可能性について議論をした結果、10万年予測は無理ではないかの結論に至った。 | (1)我が国の地質環境 |
6 | 3 | 火山活動で、①通常の火山活動の最初にイグニンブライト(しらす)の大きなカルデラを作る活動の予測、②単成火山の将来予測の二点に予測の議論が手薄である。 | (1)我が国の地質環境
|
7 | 3 | 第2次とりまとめでは、人間活動による気候の変動が地球温暖化をもたらし、海水準に変動を与えるとは考慮されていないが、その影響を考える必要があろう。 | (1)我が国の地質環境
|
8 | 4 | 核燃料サイクル機構のナチュラルアナログの研究に鳥取・岡山のウランの非平衡状態での元素移動の議論を加えるともっと信頼性が増すと考える。 | (1)我が国の地質環境 |
9 | 4 | 第2次取りまとめの研究は、処分候補地を選定するプロセスの処分候補地選定プロセスには非常に役立つと思われるが、処分予定地選定プロセス・処分地選定プロセスには不充分でそれらに関する問題点、解決方法などを至急議論しまとめる必要があろう。 | 今後取り組むべき研究開発課題について |
10 | 5 | 「2次とりまとめ」は、現在の考えられる限りの知見を基に、膨大な作業によりまとめられたものと思われるが、処分技術の信頼性に関しては、多くの問題が残されている。 | 評価のような信頼性は示されていない |
11 | 5 | 各項目毎にもう少し具体的な評価があれば、今後の研究計画、具体的な研究項目など明確に示されるものと思われる。 | 今後取り組むべき研究開発課題について |
12 | 6 | 日本列島は火山列島であり、いつどこで火山噴火や地震が起きるかわからない。核廃棄物を何万年も管理していく上でどんな自然災害が起こるかということは絶対に予測できるものではなく、学者のいう「可能性」も何千年周期で見れば、到底信用できないだろう。 | (1)我が国の地質環境 |
13 | 6 | 原発推進及び核廃棄物処理場建設推進派の学者だけによって作られた評価は全く信用ができない。 | その他(評価の体制について) |
14 | 6 | 道内の幌延にこのような研究施設の建設計画が持ち上がっているからには少なくとも道民にこの部会があることを積極的に知らせて、招待するくらいの対応が必要だった。 | その他(意見募集の周知について) |
15 | 6 | 私は北海道民の1人として幌延に深地層研究所が建設されることに絶対反対の考え。 | その他(深地層研究所(仮称)計画について) |
16 | 6 | 核のゴミをどう処分するかを考える前に、大量の核のゴミを実際に増やし続けている原発をまず全て停止しなければならない。 | その他のご意見 |
17 | 6 | CO2よりも核廃棄物の方がはるかに恐ろしいと思っている。 | その他のご意見 |
18 | 7 | 我が国の地下の初期応力状態は、「均質」(報告書(案)15ページ)ではなく、3つの主応力の大きさがそれぞれ異なる「不均質」な状態にある。 | (1)我が国の地質環境 |
19 | 8 | 安全性評価の信頼性向上には用いるデータの信頼性の向上も必要である。今後の取組に当たっての記述において、安全性評価に用いるデータに関する信頼性向上に係る研究の推進を行うことを加えるべき。 | 今後取り組むべき研究開発課題について |
20 | 9 | 今後の高レベル放射性廃棄物の安全性評価研究については、複数の研究機関により推進すべきである。 | 複数の研究機関において研究、評価を行うべき |
21 | 10 | 深地層に高レベル核廃棄物を埋めるのは多くの学者が指摘しているように自殺行為である。日本列島は全域が地震地帯である。どんなにバリアを強くしようと日本中どこを探しても適当な場所は見付からない。活断層のないところでも大地震は起るし、地震が50km先であってもその影響は受ける。 | (1)我が国の地質環境 |
22 | 10 | 天然バリア、人工バリア、抗道埋め戻し材がズレ破壊を被るので地下水により放射能が漏れる。地下のため地上より複雑な影響が考えられ微妙な変化が地下水に影響を与える。地震は地下何十キロで起るのにこれは500mというむしろ浅地層といいたい場所である。 | (1)我が国の地質環境 |
23 | 10 | 日本も工学的安全性の疑問が指摘されている上、中間貯蔵期間を50年でなく30年とすると難しいとJNC自身が報告している。実際は100年以上取らないとまずいという。 | (2)地層処分の工学技術 |
24 | 10 | いわゆる深地層研究所は特に地震地帯の上にある日本では不適当。海外に深地層研究所があるから日本もというのは条件が違うので当たらない。。 | 深地層の研究施設の必要性 |
25 | 10 | データを公表し、多くの学者の意見を謙虚に聴き早まった政治的解決をしない。 | その他(深地層研究所(仮称)計画について) |
26 | 10 | その元である原発を止める。 | その他のご意見 |
27 | 10 | 再処理はいいかげんにやめるべきだ。 | その他のご意見 |
28 | 11 | 第2次取りまとめは、はじめに結論ありきで、「地層処分可能」とするための有利な証拠集めをしたにすぎない。 | 地層処分可能という前提で評価を行うべきではない |
29 | 11 | 評価(案)の「第2次とりまとめには、我が国における高レベル放射性廃棄物地層処分の技術的信頼性が示されているとともに、処分予定地の選定と安全基準の策定に資する技術的拠り所となることが示されている」とする結論は、不合理そのものである。 | 評価のような信頼性は示されていない |
30 | 11 | 活断層を避ければ地震の影響を回避できるとは、とても信じられない。 | (1)我が国の地質環境 |
31 | 11 | 地質データは観測された箇所で有効なのであって、それを全国版に敷衍して議論するのはどうであろうか。 | (1)我が国の地質環境 |
32 | 11 | オーバーパックの腐食や緩衝材の性状変化、地下水の挙動などについて、数年間のわずかなデータから1000年先を推定するなど無謀としかいえない。 | (2)地層処分の工学技術 |
33 | 11 | 処分地の選定についてもさることながら、オーバーパックの製作、溶接からはじまって処分地の建設、廃棄物の埋設などの実際の作業について、いくらかの実験や試作と机上のアイデアを示しているだけで、すべては今後の技術開発にかかっている状況では、とても技術的信頼性が得られたなどとはいえない。 | (2)地層処分の工学技術 |
34 | 11 | 再取り出しについて言及しているが、状況の変化に対応できる処分方法であることが必要である。 | 再取り出しについて |
35 | 11 | 評価(案)は、第2次とりまとめを全文にわたって逐一精査して評価したようには見受けられない。 | その他(報告書案の評価のプロセスを明らかにすべき) |
36 | 11 | 原発を早急に廃止することにして、すでに発生してしまった廃棄物だけは何とかしようということでないと、処分について国民の理解と協力は得られない。 | その他のご意見 |
37 | 12 | H12レポートに対する評価の概要としては妥当だと思う。報告書案の透明性確保、議論の活性化のためは評価のプロセスをより詳細に公開する必要がある。 | 評価は妥当である |
38 | 13 | 評価委員会の公正性・透明性がglobal standard を全く満たしていないので、この評価は無効である。公正な委員会をつくり、評価をやりなおすべきである。 | その他(評価の体制について) |
39 | 13 | 評価委員会には、深地層処分研究計画に反対、あるいは批判的な見解をもつ専門家や市民団体の代表が一人もふくまれていない。 | その他(評価の体制について) |
40 | 14 | 活発な変動帯にあり、地下水の条件からみても深地層処分には問題が多い日本列島で、活断層や火山の近傍でなければ安全、と言うためには、その安全性が欧米の安定大陸の地質環境での安全性と少なくとも同じレベルにあることの科学的な検証が必要であろう。 | (1)我が国の地質環境 |
41 | 14 | 数億年にわたって安定した岩盤をもつとされる欧米ですら、深地層処分にはきわめて慎重な態度をとっているのは周知の事実であり、実際の地層処分については強い反対がある。 | その他(海外の事例について) |
42 | 15 | 安全評価指標について、放射線量を基本とし、それに対応する諸外国の基準を参照するとしているが、同様に地質環境についても諸外国の基準を参照・評価すべきである。 | (1)我が国の地質環境 |
43 | 15 | OECDは「第二次取りまとめ」に対し、「活断層シナリオの検討が不十分」との見解を示しているが、本評価(案)では、そのような国際的な評価をなんら参考にされていない。 | (3)地層処分システムの安全評価 |
44 | 16 | オーバーパックの寿命がわずか千年程度(長くても数千年)しかないことが報告書で明らかにされているのに、数十万年にわたって安全に保管できるとする論理は飛躍している。 | (2)地層処分の工学技術 |
45 | 17 | 評価(案)では、最初から深地層処分がベストであるという評価を充分な検討なしに行っている。 | 地層処分可能という前提で評価を行うべきではない |
46 | 17 | 地上での保管も含め、地層処分に批判的な国際的議論に対する検討があまりに不十分である。 | その他(海外の事例について) |
47 | 18 | 国際ワークショップ、評価(案)、それに対する本意見書の募集について、重大な利害関係をもつ幌延の住民や道民に、十分な周知がなされなかった。 | その他(意見募集の周知について) |
48 | 18 | 国際ワークショップ、評価(案)、それに対する本意見書の募集について、重大な利害関係をもつ幌延の住民や道民に、十分な周知がなされなかった。 | その他(深地層研究所(仮称)計画について) |
49 | 19 | 評価委員会には原発に対して批判的な立場をとる専門家や環境団体も加えるべきである。この事業が環境・健康へ及ぼす影響力の大きさからみて、国際的な観点からも考えられない。 | その他(評価の体制について) |
50 | 19 | 評価の対象となっている「第二次とりまとめ」報告書を作成した委員の二人までが、評価委員会の主査と副主査で、これでは評価の公正さを確保できない。 | その他(評価の体制について) |
51 | 19 | 今回の日本における計画に当たっては、まず一度この評価(案)を無効とし、本研究計画に批判的な立場をとる専門家を含めた公正な評価委員会を組織して、委員会の討議内容を公開すべきです。 | その他(評価の体制について) |
52 | 20 | 日本の「安定さ」は、数億年にわたって地殻変動を免れてきたヨーロッパの安定大陸とはくらべられず、安全性をヨーロッパと同レベルとすることはできない。 | (1)我が国の地質環境 |
53 | 20 | 地殻の安定した欧州ですら、高レベル廃棄物処分地選択には非常に慎重である。地殻の不安定な日本で、活断層や火山から離れていれば安全ということはできない。 | (1)我が国の地質環境 |
54 | 20 | ドイツでは、これまで高レベル廃棄物最終処分地の予定地ゴアレーベン岩塩層において、多大な資金を投じて試掘が進められていたが、この岩塩層を処分地とすることに安全性と適性に問題があるとして、問題解明まで試掘を中断するという英断を下した。 | その他(海外の事例について) |
55 | 21 | 原子力発電をやめなければ、今後どれだけの量の放射性廃棄物が生じるか見通しが立たず、最終処分の計画も立てられない。 | その他のご意見 |
56 | 21 | 地殻が不安定で、放射性廃棄物処分に適した土地など本来ない日本が、いまだに核廃棄物を際限なく増やすような電力政策を取っているというのは、無責任としかいえません。 | その他のご意見 |
57 | 22 | 報告書では廃棄物のオーバーパックの寿命は長くて数千年とされているのだから、数十万年間にわたって廃棄物を安全に保管できると結論することはできない。 | (2)地層処分の工学技術 |
58 | 23 | 国民的議論も無いまま、「再処理」、「地層処分」が自明のこととして報告がなされ、この方法が次世代に対して、責任をとれる唯一のものなのか改めて不安を感じております。 | 地層処分という方針を国民に問うことについて |
59 | 23 | 報告書全体に安全性ばかりが強張され、逆に不信感を覚えた。「ガラス固化体を運搬する際の事故や、深い地中の水の流れは、地上では予測できない面もあるなど、危険性もありますが、それでも良いですか?」という、本当の意味での国民への問いかけが必要。 | 評価のような信頼性は示されていない |
60 | 23 | この意見募集そのものに疑問を持ちました。年寄りにでもわかるような、明確な広報活動をしてもらわなければ、何の意味もない。国民はほとんど電気を使って生活をし、電気料金、税金も払い、この廃棄物問題には等しく関わりがある。 | その他(意見募集の周知について) |
61 | 23 | 「資2」のページに誤りがある。現在、幌延町への貯蔵工学センター計画は白紙撤回され、その後の深地層研究所(仮称)計画は、検討段階。 | その他(深地層研究所(仮称)計画について) |
62 | 24 | いわゆる”第2次取りまとめ”は、地層処分が可能との結論を前提とした恣意的なもので信頼性がない。評価を白紙に戻し、地層処分を見直し、研究施設計画を中止すべきだ。 | 地層処分可能という前提で評価を行うべきではない |
63 | 24 | 高木学校と原子力資料情報室が作成した批判レポートでは、地層処分の実施がいかに困難であるか、科学的な検証のもとに書かれており、こうした指摘を謙虚に受け止めるべき。 | 評価のような信頼性は示されていない |
64 | 24 | 意見募集については、その内容を一般市民にわかりやすく、第三者の批判も併わせて、広く情報公開し、論議をする場を設けるなどした上で、意見募集をするべきだったのではないか。 | その他(意見募集の周知について) |
65 | 24 | 国際的にも、地層処分見直しの動きがあり、現在、幌延に計画されている深地層研究所や、瑞浪などの、地層処分研究目的の研究施設計画は、速やかに撤回するべきです。 | その他(海外の事例について) |
66 | 24 | 高レベル廃棄物や余剰プルトニウムを生み出す再処理政策をやめ、脱原発することです。 | その他のご意見 |
67 | 24 | 未来世代への負の遺産である高レベル廃棄物の発生量を、可能な限り少なく押えた上で、いかに安全に管理していくか、第三者に開かれた論議や、評価作業を行いつつ、道筋を練り上げていく必要がある。 | その他のご意見 |
68 | 25 | 無謀な高レベル放射性廃棄物の地層処分計画とそれにもとづく幌延「深地層研究所」建設計画を白紙撤回せよ。 | 地層処分の是非 |
69 | 25 | このような「我が亡き後に洪水は来たれ」というべき無責任さと安全神話で染めあげられた「評価(案)」は、即刻撤回するべきだ。 | 評価のような信頼性は示されていない |
70 | 25 | 「評価(案)」は、専門用語を駆使して科学的な装いを凝らして綴られているが、「第2次取りまとめ」に対するなんらの批判的検討もなしに、高レベル放射性廃棄物をガラス固化して地層処分することについて「技術的基礎は整った」「技術的信頼性が示されている」「安全性が確保できる」という結論のみを書き連ねているにすぎない。 | 評価のような信頼性は示されていない |
71 | 25 | 政府の原子力政策は、95年の高速増殖炉原型炉もんじゅのナトリウム漏れ事故・97年の東海村再処理施設爆発事故・99年の東海村JCO臨界事故などによって、すでに破綻が露わとなっている。 | その他のご意見 |
72 | 26 | 人工バリアの設計を行うためには、設計手法が確立していなければならない。「今後の取組に当たって」において、地層処分の工学技術について、人工バリアの設計、製作の基礎となる「設計手法の基本的考え方の検討」について言及して欲しい。 | 今後取り組むべき研究開発課題について |
73 | 27 | 「今後の取組に当たって」において、今後取り組むべき技術課題として「品質管理手法の検討」を言及して欲しい。 | 今後取り組むべき研究開発課題について |
74 | 28 | 『第2次取りまとめ』は地層処分の技術的信頼性を示していると評価されているが、それが地層処分を安全に行えることを現時点でどの程度確実に保証しているのか、この評価の意味するところが具体的にはわからない。 | 評価のような信頼性は示されていない |
75 | 29 | 地震の問題が、活断層の問題にすりかえられている。安全とわかるところを選ぶというよりは非常に危険なところを避けたに過ぎないと述べるべきである。 | (1)我が国の地質環境 |
76 | 30 | ガラス固化体の発熱量の不確実は、緩衝材の制限温度に与える影響が大きい。場合によっては処分が難しい場合があることも、述べておくべきである。 | (2)地層処分の工学技術 |
77 | 30 | 発熱量の大きな海外返還分のガラス固化体については、原子力委員会の方針とされている30年から50年の貯蔵では冷却が不十分となる。 | (2)地層処分の工学技術 |
78 | 30 | 『第2次取りまとめ』が地層処分の事業化の技術的拠り所として位置づけられるのであれば、ガラス固化体の内蔵放射能量は日本原燃の仕様を上回らないということも一つの目安として示されるべきである。 | (2)地層処分の工学技術 |
79 | 31 | 事故対策も含めて、処分場の建設、埋設、閉鎖といった技術は何年頃に実現する見込みなのか具体的に示すべきである。具体的な見通しを述べるのは難しいという回答でもいいから、現状を率直に述べることが国民の理解につながると考える。 | (2)地層処分の工学技術 |
80 | 32 | ある程度最悪の組み合わせの結果も、もっと示すべきではないか。それなしには、今後、深地下研究施設が何のために必要とされるのか、処分地の選定に当たって地質条件が適した場所を公正に誠実に選ぶのかといったことへの信頼感が得られないと考える。 | 評価のような信頼性は示されていない |
81 | 32 | 線量評価は安全であることを強調しすぎているのではないか。このようにどう転んでも安全であるかのように言うことは公正で誠実な印象を与えるとは思えない。 | (3)地層処分システムの安全評価 |
82 | 33 | 深地下研究施設に関連して、地下深部の一般的な知見として何が足りないのか、また処分場固有の情報や試験として何が必要なのか具体的に示すべきである。 | 今後取り組むべき研究開発課題について |
83 | 33 | 『第2次取りまとめ』では、地下深部では地層処分が安全に行える要素が多く、その一般的期待が十分に裏付けられたとされている。これでは、今後必要なのは処分場の地質固有の情報であり、深地下研究施設が処分場になるという懸念は一層増すだけである。 | 深地層の研究施設の必要性 |
84 | 34 | 個々の課題の到達度を評価した結果として、今後取り組むべき研究開発課題が具体的に示されることを期待。平成9年4月の専門部会報告書では、評価に当たっては、今後の課題と進め方を明らかにすることが求められており、中間整理の段階では、個別研究開発課題の評価の中で具体的に示されていた。 | 今後取り組むべき研究開発課題について |
85 | 35 | 第2次取りまとめを読んで「第2次取りまとめ記載の仕様、技術、手法で地層処分はできる」と受け取る方、あるいはそういう先入観で本評価報告書案を読んだ場合に「地層処分の技術は確立したものと判断されている」と理解される方が多数いるのではないか。 | 第3次取りまとめの仕様、技術、手法で地層処分を実施するわけではない |
86 | 35 | 第2次取りまとめに記載の仕様、技術、手法をそのまま適用した場合の地層処分の実現性を評価したものではないことを記述すべき。 | 第4次取りまとめの仕様、技術、手法で地層処分を実施するわけではない |
87 | 35 | 処分技術の中には事業を進める中で確立されていくべきものも多数あり、処分技術が確立していなくても事業化の段階に進めることを記述すべき。 | 第5次取りまとめの仕様、技術、手法で地層処分を実施するわけではない |
88 | 35 | 1つの技術が確立できたとしても、それに代わる技術についても研究開発を進め、オプションの幅は常に広げておくことを記述すべき。 | 今後取り組むべき研究開発課題について |
89 | 35 | 事業化に当たっての技術や知見は、関連する多くの基礎研究によって論理的に支えられていることが必要であり、今後も事業化と並行して基礎的な研究開発に取り組むべきであることを記述すべき。 | 今後取り組むべき研究開発課題について |
90 | 35 | 処分技術は確立したものではないことへの言及、及び研究オプションや基礎研究の継続の重要性に対する明確な指摘を期待。 | 今後取り組むべき研究開発課題について |
91 | 36 | 「1.総括」と「2.各研究開発分野について」の順序を入れかえてはどうか。各研究分野についてレポートの内容を詳細に検討・評価したうえで、「総括」として総合的な評価が下されるわけであり、案の構成では順序が逆。この章構成だと、結論ありきで、議論は後付との誤解を生みかねない。 | 報告書の構成について |
92 | 37 | HLWの処分場を建設する時点においても、低アルカリ性コンクリートの使用実績が数十年にすぎないことを考えれば、支保工材料の選択肢として普通コンクリートも残すような評価をするべきではないか。 | (2)地層処分の工学技術 |
93 | 38 | 「必要なデータが整備されている」という判断が多々されていますが、可能な限りのデータ取得の努力が求められることは強く指摘すべきです。 | (3)地層処分システムの安全評価 |
94 | 38 | 「8) 安全評価指標の設定の考え方」(p.29)において、「線量による評価結果を補完する考え方が提示されたものと判断する」と結論していますが、これは「この指標でOK」と言っているのか、あるいは考え方の一つとして「聞き置く」と言っているか。 | (3)地層処分システムの安全評価 |
95 | 38 | 今後の課題・取り組みに対する記述が不十分だと思います。 | 今後取り組むべき研究開発課題について |
96 | 38 | いろいろな分野のリスク評価において確率論的・統計的手法が求められており、決定論的評価手法のみに頼った安全評価結果が今後受け入れられるとは到底思えない。「確率論的な安全評価検討することが望ましい」(p.32)という程度の指摘に止めるべきではない。 | 今後取り組むべき研究開発課題について |
97 | 39 | ナチュラルアナログを「事例研究」とみなすことは無意味ではないのか。こういう場合もあります、というリストを示されたからといって「地質環境には本来的に機能が備わっている」と判断したことを評価することについては納得しかねます。 | (1)我が国の地質環境 |
98 | 40 | 深部地質環境の実測データとして主として東濃地域・釜石鉱山のデータのみが扱われているが、それによってもたらされる制約の存在等については明記されることが望ましい。 | (1)我が国の地質環境 |
99 | 41 | 淡水・塩水分布の変化等はシミュレーション解析を取り入れた評価ではなく、個々の実サイトでの調査とそこでの現状を説明できる水質進化の解析により評価されるべきである。シミュレーション解析により評価することが可能であるという表現については誤解のない取り扱い方が望ましい。 | (1)我が国の地質環境 |
100 | 42 | 「地質環境の長期安定性」という表現は、地層処分の安全性を論議し、それを一般公衆に伝える上においては誤解を与えやすい概念であり、今後用い方を注意する必要がある。 | 地層処分の最終目標は、長期安全性の確保である |
101 | 42 | 地質環境の長期安定性が地層処分の安全性を確保する上での前提であるかのような論旨が構築されている。地層処分での最終的な目標は、長期安全性の確保であって、長期安定性の確保ではない。 | 地層処分の最終目標は、長期安全性の確保である |
102 | 43 | 原子力委員会は、第2次レポートへのカウンターレポートを発表している木学校等のグループと公開討論会を行い、疑問点に答えてから評価作業を締めくくるべき。 | 評価のような信頼性は示されていない |
103 | 43 | 天然バリアとして機能する地層を選定できるとする考えは誤りである。 | (1)我が国の地質環境 |
104 | 43 | 現在返還されている固化体の内蔵放射能量は、「第2次取りまとめ」の値よりも高く、100年程度の冷却が必要と指摘されていることをきちんと評価すべき。 | (2)地層処分の工学技術 |
105 | 43 | 第2ドラフト(草稿)を対象に行われたOECD・原子力機関の専門家による査読では、地殻変動の大きい日本で新たな断層が発生するシナリオを除外していることは受け入れられないと指摘されている。きちんと評価すべき。 | (3)地層処分システムの安全評価 |
106 | 43 | 地下深部の透水係数のデータからは深いところほど透水係数が小さいという関係を認めることができなくなっているが、被曝量の計算では、「深いところは透水係数が小さい」という仮定をそのまま使い、透水係数を一桁も低く加工して計算している矛盾を説明すべき。 | (3)地層処分システムの安全評価 |
107 | 43 | 六ケ所の貯蔵施設から1処分場あたり4万本とされるガラス固化体を運んでくる輸送中のリスク評価についても行うべき。 | その他(ガラス固化体輸送中のリスク評価について) |
108 | 44 | 評価委員会の構成に問題があるので、まず評価(案)を破棄し、公正な委員会を作ることが必要である。 | その他(評価の体制について) |
109 | 45 | 評価において「安定な地質環境」を先カンブリア紀を基盤とする、欧米の地質環境と厳密な比較検討をおこなうこと。 | (1)我が国の地質環境 |
110 | 45 | かつて幌延で行われた調査の結果を報告すること | その他(深地層研究所(仮称)計画について) |
111 | 46 | 地層処分には反対です。10万年を問題にしなければならない危険物をつくるのが間違い。あるものは仕方がない。地下格納庫に永久管理の方が状態が分るだけ地層処分より安心だ。 | 地上での長期管理について |
112 | 46 | 深地層の堆積岩、しかもバージン地層の掘削は世界的にも未経験だ。核燃にその技術も経験もない危険極まりない設計である。 | (2)地層処分の工学技術 |
113 | 46 | 評価(案)は各項目総べてが100点満点となっている。これではそれぞれ1000億円余の税金をつぎ込んで東濃超深地層研究所、幌延深地層研究所(仮称)は必要ない。 | 深地層の研究施設の必要性 |
114 | 46 | 閲覧に供されていない「第2次取りまとめ」を検討なしに、この評価(案)に対して的確な意見は無理だ。 | その他(意見募集の周知について) |
115 | 46 | 具体的な計画不明の深地層研究所(仮称)研究は反対だ。 | その他(深地層研究所(仮称)計画について) |
116 | 47 | 地震国の日本における地層処分には、安全性がないため絶対に反対。 | 地層処分の是非 |
117 | 47 | 再処理やMOX燃料を使わなければ、高レベル放射性廃棄物は出ません。 | その他(高レベル放射性廃棄物の発生について) |
118 | 47 | 将来何千年も管理しなければいけない核のゴミなどを私達やその子孫に残すことには、絶対に反対します。 | その他(高レベル放射性廃棄物の発生について) |
119 | 47 | 他の国々ではやめてしまっている地層処分にあくまでも固執するなど狂気の沙汰です。 | その他(海外の事例について) |
120 | 47 | 危険な原発をすぐに停止し、再処理やMOX燃料は絶対に使わず、核のゴミを増やさないようにする事。 | その他のご意見 |
121 | 47 | ここ数年で露呈された「国、科技庁、旧動燃、核燃サイクル、電力会社、原子力産業」などのずさんな有様を反省することもなく、このような案を作るなどもってのほかです。 | その他のご意見 |
122 | 48 | 高レベル放射性廃棄物の地層処分については、いたずらに先送りすることなく、産官学一致協力して国内に最適地を選定し、実地処分を試行する時期に来ている。 | 地層処分の着実な実施について |
123 | 48 | 国民のコンセンサスを得られないのは、産官学の関係者が積極的に広く一般大衆に、その重要性と安全性を訴える努力がまだ足りないとともに、不幸にして事故が発生した時、どんな些細なことでも、情報公開する姿勢が不透明であるためと思える。 | その他のご意見 |
124 | 48 | エネルギー資源に乏しい我が国ではエネルギーコストが安く、しかも消費増に対応できるのは原子力エネルギーしか無い。 | その他のご意見 |
125 | 48 | 将来にわたって、原子力エネルギーの確保は避けて通れない現実であり、平和的目的に絞って、原子力エネルギ-と人間生活を共存させることに、人類の総智を上げて取り組むべき。 | その他のご意見 |
126 | 48 | 唯一の被爆国となった日本は、毎年繰り返えされる原爆を風化させないセレモニーに、知らず知らずのうちに放射能アレルギーに染まり、その平和的利用について省みられることが少なくなり、これに携わる者達が肩身の狭い思いをしているのも事実である。 | その他のご意見 |
127 | 49 | 地層処分は、大変危険なので絶対に反対。 | 地層処分の是非 |
128 | 49 | 危険な原発の停止を求める。再処理をしないこと。MOX燃料は絶対に使用しない事。核のゴミをこれ以上増やさない事。 | その他のご意見 |
129 | 49 | 何千年も管理しなければいけない核のゴミを新たに大量に作り、地層処分にするとは、「エネルギー後進国の日本」を、世界に露呈し、物笑いされるばかりだ。 | その他のご意見 |
130 | 49 | 僻地に人のいやがる核のゴミを押しつけるな! | その他のご意見 |
131 | 49 | 国民にこれ以上の税金の負担をさせるな! | その他のご意見 |
132 | 50 | 近年の頻発する地震などを考えても、地層処分そのものを再検討すべきである | 地層処分の是非 |
133 | 50 | 最近各地で活発化している火山活動などをみるにつけても、深地層において天然バリアの役割が果たせるとは到底思えません。又、事故や地震などで、地下深く埋設した高レベル放射性廃棄物を回収する事態になった場合などを考えると、深地層ではなく、管理・回収が容易な形での貯蔵がベターであると思います。 | 地上での長期管理について |
134 | 50 | 高レベル放射性廃棄物は、原子力発電によって発生する使用済燃料を再処理することによって発生する。 | その他(高レベル放射性廃棄物の発生について) |
135 | 50 | 処理処分の技術が確立していないにもかかわらず見切り発車した、わが国の原子力発電政策-とりわけ再処理施策にこそ、大きな問題があることを指摘したい。 | その他のご意見 |
136 | 50 | まず、核燃料再処理を即、中止すること。すでに発生した高レベル廃棄物については、地層処分を前提とせず、徹底した検討・議論を行い、そのプロセスについても国民に公開しつつ十分時間をかけて研究検討すべきであると考えます。 | その他のご意見 |
137 | 50 | 今回成立した「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」は、市民から、地方公聴会の要望や、拙速な判断をさけるよう要望が強かったにもかかわらず、充分な議論もなく、地層処分のみを前提とする法律です。 | その他のご意見 |
138 | 51 | 大変危険な地層処分には、絶対反対です。 | 地層処分の是非 |
139 | 51 | 現在あちこちで火山が噴煙をあげています。このような日本の中で地層処分に適したところなどありえません。そして、技術的にもそれを補うことなどできません。 | (1)我が国の地質環境 |
140 | 51 | もうほとんどの国でやめてしまった再処理を、なぜ日本だけ続けるのですか。再処理をしなければ、高レベル放射性廃棄物はでません。 | その他(高レベル放射性廃棄物の発生について) |
141 | 51 | 若者に様々な高負担をしいる核のゴミを、これ以上増やさないでほしい。 | その他のご意見 |
142 | 51 | 原発を止めて、省エネ・節電・自然エネルギーの普及をもっと本腰をいれてきちんとすすめて下さい。 | その他のご意見 |
143 | 52 | あちこちに活断層のある日本での地層処分計画はやめましょう。このように危険な核のゴミを、将来幾万年もどうやって管理するのですか?そんな先まで日本はあるのですか? | 地上での長期管理について |
144 | 52 | もっとたくさんの市民の参加で、できてしまった核のゴミの今後をじっくり考えていくことが必要です。そのためには、処分方法も決まっていない核のゴミをこれ以上出さないために、すぐに原発を止めましょう。 | その他のご意見 |
145 | 52 | ずさんなことが明らかになった核燃料サイクルをすすめていくことに、反対します。 | その他のご意見 |
146 | 53 | この(案)は、「専門部会報告書」が出した課題である「地層処分ができる」という初めから決まっている、全く誤った結論に向けて、それらしい体裁を整えようとして見事に失敗したもの | 地層処分可能という前提で評価を行うべきではない |
147 | 53 | 地震についての検討が途中で活断層の検討にすり変わっているが、とんでもない誤りだ。活断層がなくても大地震が起こり得ることは今では常識だ。 | (1)我が国の地質環境 |
148 | 53 | 近い将来実現すると考えられる技術という表現が繰り返し出てくるが、これは単なる願望であって技術評価とは全く言えるものではない。 | (2)地層処分の工学技術 |
149 | 53 | 専門部会もサイクル機構も、そのメンバーは同じ穴のむじなといっていい、お仲間たちであり、批判的な立場の研究者はほとんど見あたらない。 | その他(評価の体制について) |
150 | 53 | この(案)では、数値、数式、図、グラフ等が一切出てこないが、第2次取りまとめで検討された条件を様々に変えた時の被ばく量等がどうなるかを検討していないと思われる。これでは評価(案)とはとても言えない。又、根拠となる文献等も、内部資料が多く、広く研究者の間で認められたものとは言いがたい。 | その他(報告書案の評価のプロセスを明らかにすべき) |
151 | 53 | まず、再処理をやめる、そしてできるだけ早く原発を停止していく、そこにしか明るい未来への道はないことを知るべきだ。 | その他のご意見 |
152 | 54 | 評価(案)では「評価の位置づけ」に「処分場の特定がなされていない段階」と言及しつつも「幌延町で計画している貯蔵工学センターについて」の記述がある資-1が添付されていることは矛盾しており、認めることは到底できない。 | その他(深地層研究所(仮称)計画について) |
153 | 55 | 長期にわたる管理の安全性と信頼性を保証するためには、地上で目に見える形で管理するのが最も安全である。 | 地上での長期管理について |
154 | 55 | 安定な岩盤を持つ欧米ですら深地層処分には極めて慎重で地層処分には強い反対がある。評価案の「長期にわたって安定で安全性が確保できる地質環境が存在しうることが示された。」という評価は一方的であり、安全性は安定大陸と少なくとも同レベルであるという科学的検証が必要である。 | (1)我が国の地質環境 |
155 | 55 | 例えば臨海副都心に原発・高レベル放射性廃棄物処分場を誘致し、高度電力使用域内での完結型システムを早急に確立すべき。 | その他のご意見 |
156 | 56 | 評価委員会を再構成し直し、公正な委員会により評価をやり直すべき。 | その他(評価の体制について) |
157 | 57 | 評価(案)の付帯資料「原子力の研究、開発及び利用に関する長期計画抜粋」に、幌延が明確に対象とされており、地域を特定しないという評価(案)は認める事ができない。 | その他(深地層研究所(仮称)計画について) |
158 | 58 | 現在起きている火山噴火や地震の予知すら困難を極め、迷走している状況を見れば、数万年先、数十万年先を予測することは人知を越えており、「地層処分」を唯一の方法とすることは非科学的ですらある。 | 地層処分の是非 |
159 | 58 | もし情報の透明性を確保するのであれば、まず、「地層処分」がなぜ唯一の方法なのかを国民に問うべきである。捨てることのできない放射性廃棄物を作り出してきた愚かな世代が、これからの世代に負担とリスクを負わせる愚かな選択は再考すべきではないだろうか。 | 地層処分という方針を国民に問うことについて |
160 | 58 | 「地上保管」-「モニュメント」として永遠に残すように提案する。 | 地上での長期管理について |
161 | 58 | 国際的に検討が進められている「再取り出し」が可能な貯蔵形態、技術開発も選択肢の一つとして考慮すべきである。
| 再取り出しについて |
162 | 58 | 「処分」によって原子力政策策定者と発生者の責任が免責されてはたまらない。 | その他のご意見 |
163 | 59 | JNCレポートは、専門部会報告書が示した課題に沿って解析・評価したものであるから、「意」には合っているだろうが、だからといって安全性が確保できると結論づけるのはおかしい。 | 地層処分可能という前提で評価を行うべきではない |
164 | 59 | 「見通し」を省いて語られ、実施主体が設立される現状を非常に危惧している。 | 評価のような信頼性は示されていない |
165 | 59 | OECD/NEAのレビューでもいくつか問題点が指摘されている。(例えば断層活動について)にも係わらず「地層処分の安全性が確保できる見通しが得られているものと判断できる」と全面賛成しているのは不可解である。 | (3)地層処分システムの安全評価 |
166 | 59 | この評価について国内で第三者機関によるレビューを受けていない。 | その他(評価の体制について) |
167 | 59 | 評価分科会やサブグループで検討はされたのであろうが、どのように検討されたのかが分からない。多様な意見がある分野では、当構成員の意見と異なる場合もあろう。 | その他(報告書案の評価のプロセスを明らかにすべき) |
168 | 60 | 我が国の地質環境の長期安定性評価に関する、候補地の地域特性を確証するため、特に結晶質岩分布域における深部地質環境の長期安定性評価のための岩盤水理特性の把握、深層地質調査機器の開発、海水準変動が及ぼす影響等に関する現地実証試験調査を行うこと。 | 今後取り組むべき研究開発課題について |
169 | 61 | 第二次世界大戦が終わったのがわずか55年前。30~50年の貯蔵でさえ、きちんとできるという見通しが立っているとは断言できないと思います。 | その他(ガラス固化体の中間貯蔵の安全性について)て |
170 | 61 | 放射性廃棄物は、埋めずに手を加えられる形で管理すべき。まずは、国民に原子力発電からは、放射性廃棄物が出ること、その管理には時間と費用が膨大にかかる事を知らすべき。 | その他のご意見 |
171 | 61 | このように大がかりで時間も費用も想像できない程かかる放射性廃棄物が出ることを全ての国民が知っているとは思えません。また、このようにやっかいな放射性廃棄物が出ることを知れば、原子力の電気が必要とは言わないと思います。 | その他のご意見 |
172 | 61 | 原子力を推進しようとする方々には、自分(個人)で本当に責任の持てる時間はどの位かを考えて、日本列島に放射能を埋めるとはどういうことなのかを真剣に考えて下さい。 | その他のご意見 |
173 | 62 | 全て机上の理論で負の遺産を後世に残しつづけ処分しえないことを国民の合意もないまま強引に処分地を建設しようとする姿勢が明白でこの報告に強い怒りを感じる。 | 地層処分の是非 |
174 | 62 | 報告書案の技術的信頼性はどこにもみいだすことはできない。 | 評価のような信頼性は示されていない |
175 | 62 | 自分達に都合のよいように解析評価しているにすぎない。日本の花こう岩は割れ目が多くて地層処分には適さない。 | 評価のような信頼性は示されていない |
176 | 62 | アメリカ スウェーデンの事がかかれてあるが世界中どこをとっても地層処分できえた国はない。今世界の潮流は「廃棄物は地上に保管して常に監視をし何か起った時にはすぐ対策がとれるようにするべき」。 | その他(海外の事例について) |
177 | 62 | 六ヶ所村のガラス固化体そのものが30年~50年の貯蔵に耐えられるか。貯蔵中にも破損のおそれがあるのにそれさえチェックもできず、最終処分地にとりだすことも不可能(ガラス固化体の首部分の溶接の問題)(すきまが小さくてクレーンのはが入らない)こういった問題について明確な情報を提示して始めて信頼がえられる。 | その他(ガラス固化体の中間貯蔵の安全性について) |
178 | 62 | 日本は全ての施策に責任をとらないのが問題。 | その他のご意見 |
179 | 62 | 安全審査というものをガラス固化体の本体、現在の貯蔵からやり直すべき。 | その他のご意見 |
180 | 62 | 核燃料サイクル開発機構がまずやるべき事は人形峠のウラン残土の問題。 | その他のご意見 |
181 | 63 | 国際ワークショップでも、複数機関による評価が必要だということがお話しされたと聞いています。また、3月の第29回原子力バックエンド対策専門部会資料でもほぼ同じ趣旨の記述がありますが、なぜこの最終評価(案)ではその記述がなくなったのでしょうか。 | 複数の研究機関において研究、評価を行うべき |
182 | 63 | 1万年先、10万年先の評価を一つの機関だけの計算で信じなさいと言われてもとても信じることは出来ません。せめて、いろいろな立場の違う人達の評価結果も見せてください。 | その他(他の機関による解析結果を提示すべき) |
183 | 63 | 電中研、多くの大学でも研究をされていると思いますので、いろいろな機関で評価ができるのだと思います。こういう機会に是非その成果を並べて出して私たちにも比較させて下さい。 | その他(地層処分研究開発に関する情報提供の在り方について) |
184 | 64 | 資1-2のページについて「北海道幌延町で計画している貯蔵工学センターについて~」という記述に対して反対。 | その他(深地層研究所(仮称)計画について) |
185 | 65 | 報告書内の技術的要件に対し、専門家によるチェック(レビューではなく独自の解析事例等)は十分であったのか、ならば、報告書にその評価結果と内容を記して、”信頼性は十分である”との根拠具体的に示すべきである。 | 評価のような信頼性は示されていない |
186 | 65 | H12レポートの”信頼性は十分である”との根拠の記述を具体的に示すべきである。独立した他の機関による安全評価結果のダブルチェック等が必要ではないか? | その他(他の機関による解析結果を提示すべき) |
187 | 65 | H12レポートでは国民に向けてのわかりやすい技術説明資料が欠落しているように感じる。特に、技術的説明の根拠となる資料は内部公開レポートであったり、公開準備中であったり透明性が確保されているとは言い難い。 | その他(地層処分研究開発に関する情報提供の在り方について) |
188 | 66 | モデルの不確かさについては、レポート内では言及もしていない。本来、複数のモデルシステムを例示し、そのいずれのシステムによる評価結果においても安全裕度が見込めなければいけないのではないか。 | (3)地層処分システムの安全評価) |
189 | 66 | H12レポートの不確かさ解析において安全裕度が十分見込めるとの記述には疑問である。アルタナティブなモデルシステムの提示が必要である。 | (3)地層処分システムの安全評価 |
190 | 66 | 複雑なモデルシステムでは複数のパラメータの相互作用により、予想外の変動が得られる場合があり、十分な安全裕度を見込んだとは言い難い。また、不確かさ解析をしたとのことであるが、十分に現象解析しているとは言い難い。 | (3)地層処分システムの安全評価 |
191 | 67 | H12レポートの線量に関する評価結果は指標とはなり得ない。提示された安全評価解析例は単なる解析例であり、これによって安全性が確保できる見通しが得られたとするのは過大な評価である。 | (3)地層処分システムの安全評価 |
192 | 67 | ソースターム>母岩>断層>生態圏それぞれのインターフェィスにおいて、核種の濃度を計算するため、仮想的な流入量・或いは希釈水量が仮定されている。これらの値は、特にサイトスぺシフィックな値であり、”一般的な値”という物は存在しない。 | (3)地層処分システムの安全評価 |