資料(専)22−7 |
前回の原子力バックエンド対策専門部会(2月9日)で議論されたFBRの投入による我が国のマイナーアクチニド蓄積量の低減効果について、核燃料サイクル開発機構の試算結果を紹介する。
1.前提条件
(1)原子力総発電設備容量(図1参照)
1990年度3165万kWe(実績値)
2004年度5540万kWe(平成5年度電力施設計画)
2005~2100年度100万kWe/年増大(想定)
(2)原子炉設備想定
FBR投入は2030年に想定、投入ペースは図1参照
(3)原子炉寿命
炉型に関係なく40年
(4)燃料、リサイクル関係
尚、FBR投入後20年(2050年時点)で、MAの蓄積量は60〜70トンの値で平衡状態になり、2100年までこの値が維持される。
MA量の低減効果については、前提条件(発電設備容量、再処理量、FBR投入時期、MA添加量等)により大きく変わるため、今後、パラメータ解析を実施し、FBRによるMA量削減効果について詳細に評価していく予定である。