資料(専)15-7


「第十二回高レベル放射性廃棄物処分懇談会」の開催結果の概要について



1.日 時  平成10年2月24日(火)13:30-16:30

2.場 所  サンケイホール(東京都千代田区大手町)

3.出席者
 (原子力委員) 藤家原子力委員長代理、依田委員、遠藤委員
 (専門委員 ) 近藤座長、森嶌委員、粟屋委員、石橋委員、川上委員、木元委員、
         塩野委員、下邨委員、鈴木委員、竹本委員、野口委員、松田委員、
         南委員、森委員
         大桃委員、田中委員、徳山委員(原子力バックエンド対策専門部会)
 (説 明 員) 鷲見 電気事業連合会原子力開発対策会議委員長
         坪谷 動力炉・核燃料開発事業団理事
 (意見発表者) 大原  武光* 会社員[東 京 都]
         川島  国敏* 自営業[東 京 都]
         篠崎  昭彦  経済団体連合会 資源エネルギー対策委員会 委員長
               (住友金属鉱山株式会社 代表取締役会長)
         清水  鳩子  主婦連合会 会長
         高木 仁三郎  原子力資料情報室 代表
         竹並   孝* 会社員[神奈川県]
         築地  道夫* 会社員[神奈川県]
         吉村  作治  早稲田大学 人間科学部 教授
               (50音順、敬称略、*公募による意見発表者)
 (科学技術庁) 加藤 原子力局長
         有本 廃棄物政策課長

4.議題
(1)「高レベル放射性廃棄物処分への今後の取組みに関する意見交換会」の開催結果について
(2)「高レベル放射性廃棄物処分に向けての基本的考え方について(案)」に寄せられた意見について
(3) 意見発表者による意見発表及び質疑応答
(4) 報告書のとりまとめについて
(5) その他

5.傍聴者:一般傍聴者 164名
      プ レ ス  29名(19社)

6.配布資料
資料(懇)12-1 第11回高レベル放射性廃棄物処分懇談会 議事要旨(案)
資料(懇)12-2「高レベル放射性廃棄物処分への今後の取組みに関する意見交換会」開催結果の概要について
資料(懇)12-3 高レベル放射性廃棄物処分懇談会報告書案「高レベル放射性廃棄物処分に向けての基本的考え方について(案)」(平成9年7月18日 原子力委員会 高レベル放射性廃棄物処分懇談会)に寄せられた意見
資料(懇)12-4 第12回高レベル放射性廃棄物処分懇談会 公募による意見発表者に応募いただいた意見

(参考資料)
参考(懇)12-1 高レベル放射性廃棄物処分に向けての基本的考え方について(案)平成9年7月18日 原子力委員会 高レベル放射性廃棄物処分懇談会)
参考(懇)12-2 高レベル放射性廃棄物の地層処分研究開発等の今後の進め方について (平成9年4月15日、原子力委員会原子力バックエンド対策専門部会)

(参照資料)
○高レベル放射性廃棄物処分への今後の取組みに関する意見交換会 議事録
○原子力の研究、開発及び利用に関する長期計画(平成6年6月24日、原子力委員会)

7.審議の概要
(1)座長の開会宣言の後、事務局から資料(懇)12-1にもとづき、前回議事要旨(案)の説明があり、承認された。

(2)木元委員より資料(懇)12-2にもとづき、高レベル放射性廃棄物処分への今後の取組みに関する意見交換会の開催結果について報告された。

(3)事務局から資料(懇)12-3にもとづき、報告書案に寄せられた意見の紹介があった。

(4)引き続き、意見発表者による意見発表及び質疑応答が行われた。

(5)その後、報告書のとりまとめについての審議が行われ、座長より特別会合において寄せられた意見を整理し、報告書のとりまとめについて案を作成するよう要請があった。

以 上


(別 紙)
意見発表時の主な指摘事項及び質疑応答の主な項目



1.意見発表時の主な指摘事項

 ○社会的な理解と議論の必要性
  ①廃棄物処分問題の国民への周知と理解の増進
  ②教育の必要性
  ③議論の場の継続
  ④情報公開、透明性

 ○世代責任
  ①世代責任の考え方
  ②研究開発の加速

 ○研究開発
  ①廃棄物の有効利用、減量化の研究開発(核種分離・消滅処理等)
  ②深地層の研究施設
  ③研究開発の進め方

 ○制度と体制
  ①制度・体制の整備
  ②事業資金の確保
  ③実施主体の設立
  ④処分地選定プロセスにおける国の役割
  ⑤立地地域との共生

 ○原子力の基本政策等
  ①今後の原子力発電のあり方
  ②多様な選択肢の提示
  ③議論の進め方

2.質疑応答の主な項目

  ①ガラスの安定性
  ②新エネルギーなどの代替エネルギー
  ③処分の選択肢
  ④学習の機会
  ⑤今後の原子力発電のあり方