第39回IFRC(International Fusion Research Council)報告
議事要約

井上信幸

日 時:2001年7月13日
場 所:IAEA A1972号室
出席者:IFRCメンバー
Brazil 欠席,China 欠席,EU U.Finzi,France J. Jacquinot,Germany M.Kaufmann,India P.K.Kaw (Chair),Italy F.De.Marco,Japan N.Inoue,Korea 欠席,
Russia V.P.Smirnov,Spain C.Alejaldre,UK D.C.Robinson,USA M.Roberts
事務局他
EU S.Clement-Lorenzo,
IAEA W.Burkhart,D.D.Sood,T.J.Dolan,U.Schneider,C.Basaldella

議 事:

  1. Dr. Brkhartが新議長Dr. Kawと新メンバーDr. Finziを歓迎.米国のBush大統領が新しいエネルギー政策の中で核融合開発に関して好意的に述べたことを紹介.IAEAは引きつづきITERをサポートすると表明.事務局のDr. SchneiderとDr. Dolanが2002年10月開催の次回IFRC会合前にIAEAを去ることを紹介して謝意を表明.

    Kaw議長がIAEAのプログラム再編成が核融合開発に与える影響に懸念を表明.Dr. Soodが,再編成はNuclear Application部門の発散を解消してNuclear Engineering部門を強化するために行われるものであり,核融合開発を軽視するために行われるわけではないと説明.Basic physical sciencesはMajor Program 1 (MP1)のNuclear Science and Technologyで扱うことが決まったことを紹介.それにより核データ,研究用原子炉,加速器,核融合研究はMP1に移された.MP2のNuclear Applicationには,地雷探査のような実用的応用研究が残った.
    これに対して,核融合がサブプログラムからプロジェクトに移された理由について質問があり,Burkart博士がサブプログラムにはそのタイトルを正当化できるほど十分な予算がないこと,課題が発散していること,プロジェクト数が多すぎることによると回答.

  2. Agendaを承認
  3. 前回議事録を承認
  4. 前回以降の活動項目について
    World Survey of Activities on Controlled Fusion ResearchをIAEA出版局からの外注により改訂中.物理セクションはウェブサイトの維持等のために無給のインターンを要請している.
    啓蒙用の小冊子や,IFRCによる世界の核融合研究の現状レポートを準備中である.事務局が前者についてはEFDA(European Fusion Development Agreement)の担当者に,また後者についてはIFRCメンバーに相談する.
  5. 国内レポートに関する報告と質疑
    EUとロシアから報告があった.
  6. 核融合開発についての各国の支援情況
    IFRCメンバーから各国の情況について報告があった.国の代表者が核融合に関して好意的発言をしてくれるよう,メンバーから働きかける必要があるとの認識で一致.
  7. 国際協力
    ITPA (International Tokamak Physics Activity)をスタートすることについて合意した.
    核融合関連の会合に関するリストを集めたウェブサイトが必要であるとの要請があり,ガルヒングのITER CTA担当者にIFRCのウェブサイトの管理を依頼することが提案され,了承された.
  8. ITERの情況
    Dr. FinziからITERの現状,サイトに関する政府間交渉の情況,CTAの件,米国の再参加の可能性等に関する説明があった.
    Dr. Jacquinotから,2002年10月 13日〜19日にフランスリヨンで開催される,第18回IAEA核融合エネルギー会議の準備状況について報告された.Artsimovich-Kadomtsev Memorial lectureをDr. Pellatに依頼すること,そのあとPress conference を行うことが了承された.Press conferenceには会議のホスト国代表,IFRC代表,IAEAとITER参加極が出席する.
  9. その他
    IFRC副議長にDr. D.C.Robinson (英)を選挙で選んだ.
    IFRCは2004年の核融合エネルギー会議のホスト国としてポルトガルを推薦することとした.

    次回のIFRCを2002年10月13日にリヨンで開催する.

    以上