原子力委員会決定「我が国におけるプルトニウム利用の基本的な考え方について」の質問

○職 業   :団体職員

○年 齢   :41~45歳

○性 別   :男性

○御質問の内容:

質問1
「1.プルトニウムの平和利用に対する考え方」に「当該プルトニウムの利用目的を明確に示すこと」とあるが、以降のことわりの表記のないプルトニウムについては同様に当該の、つまり六ヶ所再処理工場で分離・回収されるプルトニウムを指すのか?

回答1
 御質問の「ことわりのないプルトニウム」は、「我が国におけるプルトニウム利用の基本的な考え方について」の2.の中で記載されているものと思われます。その2.の中で記載されていることわりの表記のないプルトニウムは六ヶ所再処理工場で分離・回収されるプルトニウムを指すと考えています。



質問2
「①プルトニウム利用計画の公表」について、六ヶ所再処理工場でのアクティブ試験が本年12月から予定されているので、電気事業者はまず、2005年度のプルトニウム利用計画として2005年4月までに公表すると考えてよいのか。

回答2
 電気事業者は、六ケ所再処理工場でプルトニウムを分離する前に利用計画を公表することとしており、六ケ所再処理工場でのアクティブ試験に係るプルトニウムの分離についてはアクティブ試験前に電気事業者がプルトニウム利用計画を公表するものと考えています。



質問3
「海外で保管されるプルトニウム及び研究開発に利用されるプルトニウムについて」は国内、および商業用に準じた措置を行うものとするとされているので、すでに平成15年度よりその公表を行っていると読めるが、措置は行われているのか。措置が行われているのであれば、どの様に公表されているのか。まだ措置が行われていないのであれば、それぞれの当該事業者・研究所ごとに公表すべき内容と時期を明らかにされたい。

回答3
海外で燃料加工されるプルトニウムについては、燃料加工される段階において国内のプルトニウムに準じた措置による内容が公表されるものと考えます。
また、核燃料サイクル開発機構東海再処理施設において分離、回収される研究開発に利用されるプルトニウムについても、研究開発が有する情勢の変化によって機動的に対応することが求められるという性格に配慮しつつ、利用の透明性向上が図られるよう、商業用のプルトニウムに準じた措置による内容が公表されるものと考えます。