- 児童生徒の年間被曝許容量を20msVとした件について
○年齢 :46歳〜50歳
○性別 :女性
○職業 :主婦
○都道府県名 :千葉県
○御質問の内容:
10日の新聞報道によると文部科学省が児童生徒の年間被ばく許容量を20msVに引き上げたとありますが、どうしてでしょうか。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110406-OYT1T00971.html
上記の記事では、内閣府の原子力安全委員会は6日、東電福島第一原発から20〜30キロ・メートル圏内や30キロ・メートル以遠でも、放射線量の積算値が20ミリ・シーベルト程度に達する可能性が出た場合に、避難地域とすることが望ましいとする見解を示した」とありますから、矛盾しませんか。
避難地域に指定されるのと匹敵するほど危険な値を子どもの遊ぶ校庭の上限に指定するのは、納得がいきません。
それほど数値が高ければ、子どもたちを避難させるべきなのではないでしょうか。
国の政策にとても不安を感じます。
根拠をお示しください。○回 答:
平成23年4月19日に、「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」を示し、年間1から20ミリシーベルトを学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的目安とし、今後できる限り、児童生徒等が受ける線量を減らしていくことが適切であるとしています。なお、「暫定的考え方」は学校の校舎、校庭の利用の判断基準となる考え方であり、「年間20ミリシーベルトまで放射線を受けてよい」という基準ではありません。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/04/1305174.htm
また、平成23年5月27日に、「福島県内における児童生徒等が学校等において受ける線量低減に向けた当面の対応について」を示し「暫定的考え方で示した年間1ミリシーベルトから20ミリシーベルトを目安とし,今後できる限り,児童生徒等の受ける線量を減らしていくという基本に立って,今年度,学校において児童生徒等が受ける線量について,当面,年間1ミリシーベルト以下を目指す」こととしています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1306590.htm