除染と来年4月からの暫定規制値について

○年齢    :51歳〜55歳

○性別    :男性

○職業    :その他

○都道府県名 :愛知県


○御質問の内容:

先に御送りしたメールに間違いが有ったので改めてメールします。

 食品の暫定規制値が来年4月から低く設定されますが、放射線の国際規制値自体が、冷戦下の核開発の労働者を使用しやすいように
日本原子力安全開発機構や各国原子力推進団体などの出資の国際版原子力村のICRPが100ミリシーベルト以下の影響を政策的に考慮しなかったと
NHKの「追跡真相ファイル低線量被ばく揺らぐ国際基準」で言っていて、低線量の内部被曝でも癌の危険が有るそうですが、
暫定規制値の設定を低くしても癌の危険はありませんか?

 ABU賞やプログレス賞受賞番組の「ヒバクコク切り捨てられた残留放射線」で放送されていた除染できない残留放射線の影響で癌は増えませんか?
よろしくお願いいたします。

○回 答:

 低線量放射線の健康影響については、原子力安全委員会が考え方を示しています。それによると、100mSv以下の被ばく線量でのリスクを直接明らかに示すことはできないとしています。詳しくは、以下の原子力規制委員会のウェブサイト「低線量放射線の健康影響について」を御参照下さい。
 http://www.nsr.go.jp/archive/nsc/info/20110526.html

 なお、独立行政法人放射線医学総合研究所は、低線量被ばくによる影響の研究に取り組んでおり、低線量被ばくによる健康影響が明らかになることが期待されます。